冷めた中にも

18 ~ユンギside~ ページ19

キム・Aから連絡先を聞いてから毎日やりとりするようになった


でも同じ会社なのにあの日から1度も会ってない


今まで気にしなかったけど、フロア違うと会わないもんなんだな(笑)



そんな事考えながら昼食いに行こうと歩いていると前から見覚えのあるやつが歩いてきた



YG『ナヨンちゃん？』

NY『え!?あ、ユンギ君!!久しぶり(笑)』

YG『久しぶり(笑)今日Aちゃんといないの？』

NY『Aなら屋上にいるよ。私今からお昼買いに行かなきゃだから(笑)』

YG『そっか(笑)』

NY『じゃあまた飲み行こうね!!』

YG『おう』



屋上...行ってみるか





屋上に着くと口を開けて空をみているあいつを見つけた



YG『あほ面(笑)そんな口あけてたら虫入るぞ(笑)』

｢うわっ!!!!!｣

YG『っるせーよ(笑)』

｢いや、だ、だって!!!｣

YG『てかテンパリすぎだろ(笑)』

｢何で!?な、何やってるの!?｣



声をかけたらすごいテンパり具合いだった



やっぱりこいつおもしれぇ(笑)





就業時間になり仕事が終わったので片付けをして席を立った



2人で会って話したいと思ってキム・Aを飯に誘った



終わったら連絡しろって言ったけど、まだ連絡ないから電話をかけると片付けだけだと言うから、あいつの部署の前で待つ事にした





『ねぇアレってあの人だよね？』

『そうだよ。何でここのフロアにいるの？』

『まさかうちの部署何かしたの!?!?』



部署の前に着くと2人組の女が目の前を通り過ぎた時聞こえてきた会話



聞こえてるっつーの...



自分の事だとすぐに分かった





2人組の女と入れ違いでキム・Aが出てきた



会社を出ると横で難しい顔をしてる奴



YG『何難しい顔してんの？(笑)』

｢え!?!?｣

YG『眉間にシワ寄ってる』

｢ねぇユンギ君って有名人？｣

YG『はぁ!?!?(笑)』



こいつ急に何言い出すんだよ



｢いや気のせいかもだけど、会社出る時みんな見てたから(笑)｣

YG『あぁ〜...まぁある意味有名人かもな(笑)』

｢どういう事？｣

YG『何か食いたいもんないの？』



俺は話を逸らした



話を続けてもよかったが別に面白い話ではないから





こいつが言うようにみんなが見てたのは俺だろう



社内でいい評判はない


まず第一印象からよく思われない


愛想ふりまいたりしないからとっつきにくいんだろう


仕事に関してもダメな時はハッキリと言うから厳しすぎると言われている



そんな俺が女と歩いてたから見てたんだろう

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