家族になって【岩田剛典】 (ページ29)

今日:1 hit、昨日:80 hit、合計:31,254 hit

突撃ページ29

実は、主人である岩田剛典は、三代目のツアー最中だったりします。

四月下旬、彼の地元である愛知県でのライブに、私は内緒で来てた。

わざと見えないように二階席から見てたから、直接目が合うことは無い。

それでも、普段見られない彼が見れて、嬉しかった。

私はそう実感した後、スタッフさんに誘導されて中に入った。

ライブ終わりの彼らに突撃するためだ。

スタッフ「岩田さん来ます」

小声で言われて、私はドアの影に隠れた。

そこでメンバーと通り越した彼の後ろ姿を見て動き出す。

.

.

.

Takanori.I

ライブ終わり、臣さんと隆二さんと健二郎さんと楽屋に向かってた。

登坂「あそこでさ、」

『お疲れ様です』

岩田「え！？」

臣さんの会話の途中で、聞こえないはずの彼女の声が聞こえた。

咄嗟に振り返るとそこにはAが居て。

岩田「A〜！」

登坂「あっはははっ、坂本来てたの？」

今市「良かったじゃん岩ちゃん」

山下「ご褒美やん」

俺がAを抱きしめてると、Aも抱き締め返してくれて。

メンバーには生暖かい目で見られてる気がする。

一度離れてAと顔を合わせる。

岩田「え、なんで？」

『今日午前中だけだったから、お昼の新幹線でこっち来た』

岩田「見てたの？」

『うん、バレたくなかったから二階席から見てたよ』

岩田「は、待って、やばいじゃん」

俺はまたAを抱きしめた。

ライブ終わりでテンションも高い。

直人「あれっ、もっちゃん居る！」

直己「来てたんだ」

ELLY「ヤダ岩ちゃんテンション高い」

岩田「嬉しいに決まってんじゃん〜！」

『ははっ』

今市「もっちゃん来てから岩ちゃんずっとこの調子です」

登坂「やっぱり嬉しいんじゃない？」

山下「そりゃ嬉しいやろ」

最後にAをギューってしてから俺は離れた。

そのままAの手を離さないで楽屋に向かった。

『お義母さんは？』

岩田「腰痛めたって言って来れないって言ってた。
悔しがってたよ」

『今市さんに会えるせっかくの機会だもんね』

岩田「そうだね」

Aは苦笑いすると、少し大きめの声で言ってくれた。

『皆さんお疲れ様です！
差し入れでアイス持ってきてるので、ぜひ食べてください！』

直人「お〜！ありがとうございます！」

登坂「坂本ありがと〜！」

ライブ終わりにAと食べたフレーバーはめちゃくちゃ美味しかった。