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「はい、着いたよ」









車から出ると


桃色の桜と


黄色い菜の花の絨毯の


春色が視界に拡がった








「綺麗だね〜!」



「でもやっぱり人多いね」



「こんだけ綺麗に咲いてるんだもん、
仕方ないね」




「迷子になるな〜これは」



ん、って言いながら差し出された左手



「え」





戸惑ってたら






「Aちゃん俺に貸し2つあるよね?
1つ使う」






「手繋いでくんない?」









「そんなんでいいの?」



「俺には貸し以上の価値だけど」





目も合わせてくれず




耳が赤かったけど



そこはあえて触れず







「では…失礼します」






右手で握ると、強く握り返してきた









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作者名:いろは | 作成日時:2021年3月8日 23時

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