検索窓
今日:21 hit、昨日:18 hit、合計:47,562 hit

16 ページ16

.






「Aちゃんこの書類ってさ〜…」







私デート誘われたんだよね?





あまりにも宮近くんが会社で

普通に接してくれるから



あれはデートの誘いじゃなかったのか?



自惚れてただけか?って




私だけこんなに意識してるんだと



ちょっと恥ずかしくなってしまう








目の前にいてパソコンに

打ち込んでる宮近くん






意識してなかったけど

良く見たら







まつ毛長いし

目も大きい

顔もかっこよかったんだな〜







やっぱり意識して見てしまう






じっと宮近くんを見てたら目が合った







「どしたの?」


「え、いや、なにも、」







パソコンに目を戻したら






コンコンっとデスクを叩く音がして

宮近くんを見ると







宮近くんが小さなメモを

みんなに見えないように

私にみせてきた









《花見デート楽しみにしてる》








そう見せてきたあと

照れながら笑うから




私までなんだかにやけてしまって

それを手で隠した







やっぱりデート誘われたんだ私








宮近くんから貰った

アガパンサスの花が揺れた気がした









.

17→←15



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (103 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
327人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いろは | 作成日時:2021年3月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。