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座り込んでため息を吐いてたら

男性に声をかけられた







「すごいため息聞こえたので笑」






白シャツに黒いエプロンをした

可愛らしい男性がたっていた









「僕ここの花屋の店員で」



「え、あ、すみません!!
お店の真ん前で!」







立ち上がって即お辞儀をした









いつも通る場所に花屋さんなんてあったんだ



仕事で頭いっぱいだったんだなー









「あの…これ良かったら。」







と、1輪のガーベラを差し出してきた







お代はいらないので、と彼は言う





「いやそれは出来ないです!おいくらですか?」





私の言葉を無視して




「この花の花言葉って″常に前進″
って意味があるんですよ」



「お仕事頑張って下さい」





例えるなら

《花が咲くような笑顔》



で励まされた








名札をちらっと見ると

しちごさんかけ?さん??









「なんだかすみません…」




と時計を見たら




「やばい!このお礼は必ず!失礼します!」








彼は私が見えなくなるまで優しい笑顔で




頑張れ〜と






手を振っていた









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作者名:いろは | 作成日時:2021年3月8日 23時

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