ひとりじゃないよ�� ページ38
父side
吐いたのと泣いたので疲れたのか、あれからすぐ海斗は眠ってしまって夕方までぐっすり。
お昼を抜いて胃を休ませたのが良かったのか、夕飯はうどんを完食できた。
食後に熱を測ると36.7度とほぼ平熱で、一安心。
父「海斗、熱下がったね。明日学校行けそうかな。」
海斗「うん…ねぇもし朝起きてしんどかったら休んでもいい…？」
父「もちろん。…海斗、学校行くの怖いとか不安だなって思ってたりする？」
体調は戻ってきたのに暗い表情でソファに座る海斗にそう聞くと、図星だったらしく静かに頷いた。
海斗「…俺吐いた時、みんな遠巻きに見ながら色んなこと言ってたもん。だからからかわれたりしないかなって…それにお父さんは思わなくてもみんなは俺のこと汚いって思ってるかも…」
…やっぱ気にしちゃうよね。
俺も海斗の隣に座り、そっと声をかける。
父「多分みんなびっくりしただけじゃないかな？突然だったからみんなも慌てちゃったんだと思うよ。海斗も周りの子が急に吐いちゃったら驚くでしょ？」
海斗「ん、まあたしかに…」
父「あともし避けてきたり何か嫌なこと言ってくる子がいても、それはその子が間違ってるから。海斗は何も気にしなくていいの。だって悪いことしてないんだから。それにきっと海斗のこと心配してる子の方が多いと思うよ。」
海斗「そうかな…」
父「だってさっきからずっとこれ鳴ってるよ？笑」
帰宅してから机に置きっぱなしの海斗のスマホは、時折メッセージの通知音を発している。
海斗は恐る恐るスマホを見ていたけど、少しずつ安心した表情になっていった。
海斗「ほんとだ…お父さんの言う通りだった。笑」
父「ふふ、それはよかった。笑」
海斗「ちょ、やめてよぉ。」
海斗がやっと笑ったのが嬉しくて思わず頭を撫でると、恥ずかしいのか手を払われちゃった。笑
父「ごめんって。笑 …もし何かあったら、1人で抱え込まずに誰かに相談するんだよ。お父さんじゃなくても誰でもいいから。」
海斗「うん。」
父「気使わないでって言っても気使っちゃうし、抱え込まないでって言っても我慢しちゃうかもしれないけど…お父さんはいつでも味方だから。海斗は1人じゃないよ。」
海斗「うん…お父さんありがとう。」
愛情の重さが言葉に出ちゃったかな…なんて思ったけど。笑
意外にも海斗は素直に頷いて微笑んだ。
色々思い悩むこともあるかもしれないけど。
お父さんはいつも海斗の味方だからね。
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まつこ - はい！続きの形でお願いします。 (2020年8月28日 12時) (
レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - まつこさん» いえいえ！ありがとうございます(*´∇｀*) 前のお話の続きのような形でいいですか？ (2020年8月28日 11時) (レス) id: 3026b0bb8f (このIDを非表示/違反報告)
まつこ - 素敵なお話ありがとうございました！またリクエストいいですか？双子の熱は下がったけど元太くんはまだ情緒不安定でおむつをはいていて、それがまつくにバレちゃう話をお願いします。 (2020年8月28日 9時) (レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - ceiさん» はじめまして、リクエストありがとうございます！了解しました、書かせていただきますねo(^-^)o (2020年8月27日 8時) (レス) id: 3026b0bb8f (このIDを非表示/違反報告)
cei(プロフ) - リクエストお願いします！精神的に少し幼くて赤ちゃん感の抜けない松倉くん(8)が熱が出てより一層幼くなり、おむつが手放せなくなるお話は大丈夫でしょうか？お父さんは如恵留くん、お兄ちゃんは宮近くん(高校生)で、思いっきり甘やかすお話が読みたいです。 (2020年8月27日 6時) (レス) id: 603d15a855 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりおね | 作成日時：2020年7月20日 19時
