ほんとはなかよし�� ページ29
父side
元太に鍵を渡し忘れたことに気がついたのはお昼頃。
やっちゃったな…と思いつつ、海人がいるのが不幸中の幸い、なんて考えながら退勤してすぐ家に帰る。
父「ただいま〜！」
元太「おかえりパパ！」
海人「父さんおかえり〜」
リビングの扉を開けると、海人が元太を膝の上に乗せて2人仲良くゲーム中。
…なんやかんや言って、それぞれお互いが大好きで本当は仲良しなんだよね。笑
あ、鍵のこと元太に謝らないと。
父「元太、今日パパ鍵渡すの忘れててごめんね。大丈夫だった？」
元太「ん…えっとね、」
元太は何か言いかけたけど、海人の膝から降りて俺から隠れるようにソファに座る。
そんな元太を見て、俺が話そうか？と海人が聞くと、元太は静かに頷いた。
海人「あー…元太トイレ行きたかったみたいで、俺が帰ってきたら、うん…」
父「…間に合わなかったの？」
海人「まぁそゆこと。」
それは可哀想なことしたな…
罪悪感を抱きつつ元太の方を見ると、今にも泣きそうな顔で海人にひっついていた。
元太「あのね、げんたかえるまえに学校でトイレいかなかったの、だから…ごめんなさい。」
父「うん、でもおうち入れたら間に合ったもんね。パパが悪かった、ごめんね。」
海人「…ね、言ったでしょ？父さん怒ってないって。」
元太「…よかったぁ。」
俺と海人の言葉に、元太の表情が少し晴れる。
と思いきや、あ、と呟いてまた顔を伏せてしまった。
父「ん、どうしたの？」
元太「…さっきね、ズボンぬれちゃったの。」
父「おしっこ出ちゃったの？」
特に責めるつもりはなくそう聞くと、なぜか海人が違うよ！と慌てて否定する。
海人「元太ここで寝てて、ギリギリでトイレ行ったの。でもほんのちょっとズボンが濡れただけで、間に合ったからおねしょもおもらしもしてないよ、父さん。」
父「あぁ、なるほどね。」
海人「うん、元太ちゃんと起きて漏らさずにトイレ行けたんだよ。だから…」
海人は言葉を詰まらせ、元太の肩をそっと抱いて俺から目を逸らす。
…これは海人の不器用ながらの優しさかな。
父「大丈夫、怒ってないよ。元太も海人も話してくれてありがとね。」
海人「…だってさおちびちゃん。」
元太「…ちびじゃないし！」
照れ隠しか海人が元太をからかい、元太がそれに反論してまた普段の2人に元通り。笑
喧嘩もするけどやっぱ仲良いって再確認したよ。
これからも2人仲良くやってってね！
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まつこ - はい！続きの形でお願いします。 (2020年8月28日 12時) (
レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - まつこさん» いえいえ！ありがとうございます(*´∇｀*) 前のお話の続きのような形でいいですか？ (2020年8月28日 11時) (レス) id: 3026b0bb8f (このIDを非表示/違反報告)
まつこ - 素敵なお話ありがとうございました！またリクエストいいですか？双子の熱は下がったけど元太くんはまだ情緒不安定でおむつをはいていて、それがまつくにバレちゃう話をお願いします。 (2020年8月28日 9時) (レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - ceiさん» はじめまして、リクエストありがとうございます！了解しました、書かせていただきますねo(^-^)o (2020年8月27日 8時) (レス) id: 3026b0bb8f (このIDを非表示/違反報告)
cei(プロフ) - リクエストお願いします！精神的に少し幼くて赤ちゃん感の抜けない松倉くん(8)が熱が出てより一層幼くなり、おむつが手放せなくなるお話は大丈夫でしょうか？お父さんは如恵留くん、お兄ちゃんは宮近くん(高校生)で、思いっきり甘やかすお話が読みたいです。 (2020年8月27日 6時) (レス) id: 603d15a855 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりおね | 作成日時：2020年7月20日 19時
