あせらずゆっくりのんびりと�� ページ47
父side
お話が終わったところで、元太のお腹がぐぅ、と鳴る。
思わず目を見合わせて、恥ずかしそうに元太が笑った。
元太「おなかすいちゃったぁ。」
父「ね、朝ご飯食べなきゃね。海斗リビングで待ってるから行こうか。」
元太「うんいく！」
笑顔が戻った元太を連れて、リビングへと向かう。
…海斗、だいぶ待たせちゃったけどどうしてるかな。
リビングのドアを開けると、キッチンで何やらゴソゴソしている海斗が目に入った。
俺と元太に気がついて、あ！と声を上げてこっちへ駆けてくる。
海斗「あのね、パパとげんたがなかなかこないからかいと朝ごはんのじゅんびしてたの。でもちょっとよごれちゃった…」
食卓を見ると、お皿の上にジャムを塗ったパンが乗っていて、牛乳がコップに注がれている。
床に牛乳が溢れてパンくずが落ちてるし、ジャムを取った時に手が当たってしまったのか冷蔵庫の側に割れた卵が落ちてるし、牛乳もジャムも食卓に出しっぱなし。
他にも何か探していたのか、キッチンの戸棚も開いている。
ごめんなさい、と呟く海斗。
でも朝ご飯準備しようとしてくれただけで、パパは嬉しいよ？
父「パパの代わりに朝ご飯作ろうとしてくれたんでしょ？いっぱい頑張ってくれたんだね。ありがとう。」
海斗「でも…」
落ち込む海斗を慰めていると、どこからともなくティッシュを持った元太が現れ、かいと！と名前を呼んだ。
元太「げんたといっしょにおかたづけしよ！きれいにしちゃえばいいじゃん！」
ねっ？と言い、ニイッと元太は笑う。
それにつられて海斗も少し笑顔になった。
父「ほら、元太と一緒に汚れたとこ綺麗にしちゃおっか。パパも手伝うから、ね？」
海斗「…うんっ！」
ニッコリ笑って頷いて、海斗は元太と一緒に溢した牛乳を拭き始めた。
…これは元太に助けられたかな？笑
俺も他のところを片付けて、やっと3人揃って朝ご飯を食べる。
双子「いただきます！！」
父「はい、どうぞ。」
2人声を合わせていただきますを言い、ご飯を食べ始める。
海斗も元太もすっかり笑顔で、またいつもの日常が戻ってきた。
双子だとお互い比べちゃう時もあるかもしれないけど。
元太には元太、海斗には海斗のいいところがたくさんあるし、できるようになってく早さもそれぞれ違うから。
あんまり色んなことを気にしすぎず、焦らずゆっくりのんびりと、大きくなっていってね！
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くりおね(プロフ) - Rさん» いつも読んでくださるとのこと、ありがとうございます！リクエスト承知しました、書かせていただきますね(^_^) (2020年7月18日 23時) (
レス) id: c1565e4562 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - いつも拝見させていただいております。リクエストさせて頂きます。父.のえる 子.しめちゃんで、歳兄弟設定はくりおねさんにお任せしますので、しめちゃんが病院（検査）を嫌がってしまって受けてくれない系の話をお願いしたいです>_< (2020年7月18日 21時) (レス) id: a34ae83e7f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - まつこさん» お言葉嬉しいです、いつも読んでくださりありがとうございます！リクエストもありがとうございます、書かせていただきます(⌒▽⌒) (2020年7月18日 14時) (レス) id: c1565e4562 (このIDを非表示/違反報告)
まつこ - いつも楽しく読んでいます。リクエストいいですか？ちゃか(父)、松松(7歳双子)で2人ともまだ夜はおむつをはいていたけど、まつくが失敗しなくなってきて元太くんが落ち込んじゃう話をお願いします！ (2020年7月18日 9時) (レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - ぺえさん» この作品を読んでくださりありがとうございます！リクエスト了解しました、書かせていただきますね( ´ ▽ ` ) (2020年7月17日 0時) (レス) id: c1565e4562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりおね | 作成日時：2020年7月6日 0時
