こわいときはだきしめて�� ページ43
龍也side
お風呂に入ってから夕飯を食べ、着替えて歯を磨いてもう寝る時間。
海斗はずっと俺から離れなくて、どこへ行くにもぴったりと横についてきた。
…停電と雷の中1人だったのが、それだけ怖かったんだろうな。
俺の隣でお茶を飲みながら、眠そうに目を擦る海斗に話しかける。
龍也「海斗、もう寝る？」
海斗「ん、ねる…」
海斗と一緒に寝室に向かう。
普段はそれぞれ自分の部屋で寝てるんだけど、部屋の前まで来ても海斗は中に入ろうとしない。
それどころか、黙って俺のパジャマを掴んで俯いてしまった。
龍也「どうしたの、寝ないの？」
海斗「…ねぇ、兄ちゃんといっしょにねたい。」
いい？と海斗は俺を見上げてくる。
…そんなかわいい顔で見つめてきて、ダメって言うわけないじゃん？笑
龍也「いいよ、一緒に寝よ。広いからお父さんのベッドで寝よっか。」
海斗「やった！」
俺のベッドじゃ狭いからそう言うと、海斗は嬉しそうに笑った。
お父さんがいないのをいいことに、2人でいつもより広いベッドに寝転がる。
まあシングルベッドだから2人で寝たら少し狭いんだけどね。笑
寝ようとすると、また遠くで雷が光って、ゴロゴロと音がした。
海斗「やっ、こわいっ…」
海斗が俺の腕に抱きついてくる。
さっきまで眠そうだったのに、目も覚めちゃったみたい。
…不安なままだと眠れないよなぁ。
俺は横を向いて、海斗をそっと抱きしめた。
龍也「海斗、怖くなっちゃったら俺がギュッてしてあげるから。そうすれば少しは怖くないでしょ？」
海斗「うん…」
龍也「兄ちゃんここにいるから、安心して寝ていいからね。」
俺も昔、何か不安なことがあったらお父さんに抱きしめてもらってたな、なんてことを思い出して。
海斗にも同じようにやったら落ち着くかな、と思ってしてみたら、少し安心した表情になった。
すっかり大きくなったと思ってたけど、まだまだ小さくてかわいいな、と俺の腕にすっぽり収まる海斗を見て思う。
海斗の背中をトントンしていると、徐々に眠たくなってきたのかだんだん目がトロンとしてきた。
海斗「ねぇ、にいちゃん、」
龍也「ん、なぁに？」
海斗「ありがとぉ…おやすみ。」
海斗は嬉しそうにそう呟いてゆっくりと目を閉じた。
すぐに手の力が抜けて、寝息が聞こえてくる。
怖いときは抱きしめてあげるから、いつでもおいで。
そんなことを思いながら、電気を消して俺もそっと目を閉じた。
あせらずゆっくりのんびりと�、�←こわいときはだきしめて��
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くりおね(プロフ) - Rさん» いつも読んでくださるとのこと、ありがとうございます！リクエスト承知しました、書かせていただきますね(^_^) (2020年7月18日 23時) (
レス) id: c1565e4562 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - いつも拝見させていただいております。リクエストさせて頂きます。父.のえる 子.しめちゃんで、歳兄弟設定はくりおねさんにお任せしますので、しめちゃんが病院（検査）を嫌がってしまって受けてくれない系の話をお願いしたいです>_< (2020年7月18日 21時) (レス) id: a34ae83e7f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - まつこさん» お言葉嬉しいです、いつも読んでくださりありがとうございます！リクエストもありがとうございます、書かせていただきます(⌒▽⌒) (2020年7月18日 14時) (レス) id: c1565e4562 (このIDを非表示/違反報告)
まつこ - いつも楽しく読んでいます。リクエストいいですか？ちゃか(父)、松松(7歳双子)で2人ともまだ夜はおむつをはいていたけど、まつくが失敗しなくなってきて元太くんが落ち込んじゃう話をお願いします！ (2020年7月18日 9時) (レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - ぺえさん» この作品を読んでくださりありがとうございます！リクエスト了解しました、書かせていただきますね( ´ ▽ ` ) (2020年7月17日 0時) (レス) id: c1565e4562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりおね | 作成日時：2020年7月6日 0時
