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第四話 ページ5




「確かにな。
 だがそれを言うなら周りに人が居らぬことを確認してからにしたほうが良い。』




『…ご忠告どうも、芥川様。
 それでご用件は?何の用件もなくいらっしゃったわけではないでしょう?』






「無論。明日探偵社の人虎捕獲の任務がある。この任務に同行するつもりは?」







探偵社、人虎。

私の大嫌いな言葉。





『ありません。人虎の捕獲は面白そうですが生憎明日は休日でして。休日まで仕事はしたくありません。』




「そうか。ならしかたあるまい。」




『申し訳ありません。』


「構わぬ。」





『ではこれにて失礼いたします。』








淡々とした会話を終え、自室へと向かう。



芥川様、あの方も苦手だ…というか少し嫌いだ。





私は兄さんに目をかけてもらえて拾われたあの方が羨ましい。





訓練のときは殴られていた?撃たれていた?

それがなんだ、訓練につきあってもらえるだけいいだろう。







兄さんは私がどれだけ頼んでも訓練に付き合ってくれたことはなかった。



話しかける事さえ許されなかった。






だが、今更そんなことを思い出しても意味はない。










探偵社か・・・兄さんは元気なのだろうか。まああの人のことだからあちらでもうまくやっているだろう。






明日は久しぶりの休日だ。なにか甘いものでも食べに行くかな
なんて、考えながらに私は眠りへとついた







〜〜〜

『待ってよ!!』


『ねぇ、私幹部になったよ?』


『最年少幹部だよ?ねぇすごいでしょ?』



『私頑張ったんだよ?』



どれだけ話しかけても返事はない。


足を止めてさえもらえない。






突如体が石にでもなったかのように動かなくなった。




兄さんは私の目の前で人虎に笑いかけている。









私には一度も向けてくれなかった笑顔を。

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ぽいんせちあ(プロフ) - みずきさん» 本当ですね!直します!教えてくださりありがとうございます!!頑張ります! (2022年3月26日 8時) (レス) id: 341a75d524 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 三十二話かな?それが異能力じゃなくて胃能力になっていますよ俺の見間違えじゃなければ。更新頑張ってください!!この先がめっちゃ気になります!!!応援しております!!!!! (2022年3月25日 14時) (レス) @page35 id: 7bdc08684d (このIDを非表示/違反報告)
シルクハット - 霰霰さん» ありがとうございます(^○^)明日しっかり更新する予定でございます!! (2022年3月12日 21時) (レス) @page33 id: bf40de2a1b (このIDを非表示/違反報告)
霰霰 - いつもコソコソ楽しみながら読んでいた霰霰です(*^^*)いつも更新楽しみにしています。この作品が大好きです💓💞なのでこれからも頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年3月9日 19時) (レス) id: c1e168e932 (このIDを非表示/違反報告)
シルクハット - ごりらちゃんさん» ゴフッ…ありがとう…ございますパタッ (2022年3月4日 16時) (レス) id: cdd97e4927 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽいんせちあ | 作成日時:2021年10月8日 20時

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