あなたに認めてもらえるためならば【文スト】

第二話　　　　 ページ3

・


しまった、つい口が....


目の前を見るとニタァと笑う鴎外様。




これは長くなりそうだな....逃げ「逃げようとか考えてないよね？」
　
　
　






『…もちろんですよ』

「今の間はなんだい？」





『はぁ、ロリコンのポートマフィア首領様の用事が長くなりそうでめんどくさそうだか ら逃げようなんて考えてませんよ』





「A君、君もはっきり言うねぇ。まあ長くなるのは決定事項だよ。

　最近エリスちゃんのために新しい服を取り寄せたばかりなのでね。
　だからたっぷりつきあってもらうよ？」






こうなった鴎外様はとめられないため、仕方なくエリス嬢に歩み寄る。

だが今のエリス嬢はとてつもなく不機嫌だ。





普通に服を着てみてほしいと頼んでも、断られてしまうだろう。





ならば・・・・



『エリス嬢、』



「何よA、服なら着ないわよ」




『私と おそろい の服着ませんか？』


「・・・いや」
　




いけるか？





『どうしても？私は おそろい の服着たいんですけどなぁ。』


「そ、そんなに言うんだったら着てあげてもいいわよ」
　




よし、成功






『ありがとう！じゃあ着替えに行きましょうか』


「ええ、いくわよ！！」





ここからが大変だ




ガラッ


私は地獄への扉(クローゼットの扉)を開けた。

第三話　　　→←第一話　　　　　　　

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す