353話 ページ48
一方、シーザー引き渡しチーム…北東のカフェにて
店員はグリーンビットへ進むことに難色を示す
「命かけて行く程の用がねぇんなら辞めた方がいい…」
『あの橋は随分頑丈そうだが？』
見た所、鉄橋の様だ
だが入口には柵が立っていて誰も使っていない
人の往来は200年も昔の話らしい
何しろ闘魚の出現により断念されたとか
『闘魚って？』
「ツノがある凶暴な魚だ」
ｳｿｯﾌﾟ「鉄橋でもその魚に倒されるってのか！？」
帰って来たものを知らないと言う店員に
さすがに身の危険を感じるシーザーとウソップ
引き渡し場所を変えるよう意見するが
ローは断固としてそれを拒否した
ﾛｰ「そんな事よりおれが心配してんのはこの国の状況だ
王が突然辞めたのに…何だこの平穏な町は…！
早くも完全に想定外だ…！」
『大丈夫かよ……っ！』
ｳｿｯﾌﾟ「ん？ロビン、Aどうした？」
慌ててウソップの口を塞ぎ顔を隠す
視界の端に映る奇妙な仮面の人間達…
ﾛｰ「"CP-0"…！何しにここへ…？」
ｳｿｯﾌﾟ「もしかして…CP9と関係が…！？」
ﾛﾋﾞﾝ「その最上級の機関よ…
彼らが動く時にいい事なんて起こらない」
『……』
どうやら今以上に警戒を強めた方がいい様だ…
コロシアムではBブロックが始まろうとしている…
だが会場はブーイングに包まれていた
遅れて登場した、残忍無比のイカれたルーキー
"人喰いのバルトロメオ"だ
そしてBブロックにはもう1人…
「おい、おれの目は節穴じゃねぇぞ…
いくら変装しようと…おれの経歴に傷をつけた
野郎の顔は忘れねぇ…！！」
ﾙﾌｨ「ベラミー！！何でお前ここに！？」
ﾍﾞﾗﾐｰ「どこにいようが勝手だろ
ドフラミンゴはガキの頃からおれの憧れだった…
メラメラの実に興味はねぇが…
おれにも優勝しなきゃならねぇ理由がある！
ともあれ、おれはもうお前を恨んじゃいない…
やがて来るデカイ波を越える為に
おれはドフラミンゴの船に乗る！！
もうお前を笑わない…そしてもう1つ言っとくが
メイヴィス・Aは捨てるべき女だ…！！」
ﾙﾌｨ「何だと！！Aは仲間だ！！」
ﾍﾞﾗﾐｰ「あれは…あれは本物の悪魔だ
殺されねぇ内に離れた方が身の為だぜ？」
ベラミーはそう言ってルフィを一瞥すると
コロシアムへの階段を上がっていく
"今大会において優勝した暁には
ドンキホーテファミリー幹部へと昇格が決定している！！
海賊！ハイエナのベラミー！！"
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年7月10日 17時
