322話 ページ17
ｼｰｻﾞｰ「シュロロロ…待たせたなヴェルゴ」
シーザーが研究室に戻ってきたという事は
子供達を研究所内へ戻す事に成功したのか…
ナミとウソップが心配になる
ｼｰｻﾞｰ「いいザマだ…ロー…シュロロロ！
ヴェルゴには手も足も出なかったんじゃねぇかァ！？
お前との契約が役に立った様だ…」
シーザーとローの契約
ローは己の心臓をシーザーに差し出していた
それは現在ヴェルゴの手中にある
軽く握りしめるとローは悶え苦しむ様に暴れる
モネがローを尾行していたらしい
なら話は筒抜け…作戦会議も全てムダだ
ﾛｰ「優秀な秘書に救われたな…
もっとモネを警戒しておくべきだった
マスターがあんまりマヌケなんでナメきってたよ」
ｼｰｻﾞｰ「口を慎め小僧がァ！！」
ﾛｰ「うァア！！」
心臓を殴られ更に悲鳴を上げるロー
スモーカーの心臓もシーザーが所持しているらしい
映像の準備が整い、映し出されたのは巨大な飴
ｼｰｻﾞｰ「ここは氷の土地中央部だ…！」
新世界各地の闇のブローカー達に配信されているのだりうか
スライム状の敵をスマイリーと呼び
これが全て集まった時、実験は始まると言うシーザー
ｼｰｻﾞｰ「スマイリーは4年前にこの島を殺してみせた
毒ガス爆弾の"H2Sガス"そのものだ！！
前回の問題点は毒を食らった者達が
弱りながらも安全な場所へ避難できた点だ」
4年前のスマイリーを改善し
新たな殺戮兵器を作り上げると言う…
その名も…"シノクニ"
『とうとうコッチで完成しやがった！！！』
ｻﾝｼﾞ「いやまだどんどんデカくなってるぞ！！」
スライムに追われながら必死に走ると眼前に
巨大な飴を捉え、その下に誰かがいることに気づく
直ぐに空中に映像が映し出されたかと思うと
そいつは後ろのモンスターに話し始めた
構ってる余裕は無い、一刻も早く研究所へ…
バクン！！
『！？』
振り返るとそいつは大口を開けて
さっきの飴を1口にして飲み込んだ
ボコボコ…ゴポッ…！
飴を飲んでから一際様子がおかしくなった
ｼｰｻﾞｰ「ごくろうスマイリー…！また会おう
さあ生まれて来い…！殺戮兵器シノクニ！！
島の景色を一変させちまえ！！」
『何だ！？』
それはボワン！と音を立てると、霧のような
雲のような姿でこちらに迫ってくる
いや違う…あれはガスか…！？
逃げ遅れた人間が触れた瞬間、石の様に固まった
「うわあああ！！」
『毒ガス…！！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年7月10日 17時
