255話 ページ47
彼女が目を開いてみれば
そこには先程と同じ場所とは思えないような
豊かな島が姿を現していた
『元はこんなにも栄えていたのか…！』
「貴方様の力で、皆喜んでおります」
数多の方向から感謝の言葉が聞こえてくる
気恥ずかしくなって頬をかいた彼女に
青年はクスクスと笑って見せたのだった…
お礼にとハミの家でもてなしを受け
一夜を明かした翌日の事、おはようございますと
爽やかさ変わらぬ挨拶をする青年の手には
ここではあまり見ない青海の新聞の一部
見出しの予想は当たっていたものの
やはり現実となれば受け入れ難いものがある…
『ポートガス・D・エースの死…更には…
エドワード・ニューゲート…白ひげの親父が…』
「下ではかなり騒がれているようですね
貴方のお仲間の目にも触れている頃でしょうか」
『ルフィ…』
心配が膨れ上がり助けに行きたい気持ちで一杯だ
けど…レイリーさんもジンベイもついてるんだ…
ルフィ…ここを越えなきゃ、新世界は渡れねぇぞ…
『行こう』
「おや？よろしいのですか？」
意味ありげに笑みをこぼした青年を
訝しげに見つめたAは、青年の手に視線を落とす
『で？それは？』
「ふふ…おや、見つかってしまいましたか」
『どうせそれが目的だったくせに…』
彼の持つ新聞を半ば強引に引ったくり広げる
そこには墓に向かって黙祷するルフィ…
『16点鐘？』
彼らしからぬ行動…腑に落ちない点が多い…
同時刻、グランドライン上空
ﾁｮｯﾊﾟｰ「そうか！分かったぞ！
ルフィ！おれ分かった！そっかそっか！！」
東の海、巨大な橋の上
ﾛﾋﾞﾝ「了解」
カマバッカ王国
ｻﾝｼﾞ「そうか…ルフィ」
シッケアール王国跡
ﾍﾟﾛｰﾅ「おい、まだか！手が疲れた！」
ｿﾞﾛ「もうちょっと待て…！何かある…
ルフィはこんな事する奴じゃねぇ…
レイリーが一緒ってことはこいつの差し金だ…
必ず何かある…！！」
ボーイン列島
ｳｿｯﾌﾟ「……分かった！分かったぞルフィ！！」
空島、ウェザリア
ﾅﾐ「人の気も知らないで…勝手なんだから！！」
未来国、バルジモア
ﾌﾗﾝｷｰ「成程」
テーナ・ゲーナ王国
ﾌﾞﾙｯｸ「あーそういう感じに！」
ルフィからの伝達はしっかりと各地に届いていた
各々が、それに向けて動き始める
『やる事が増えた…！行こう！』
「先程よりも…一段と張り切っていらっしゃいますね」
船長命令の載った新聞を握りしめた
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白銀幸成(プロフ) - ありがとうございます！コメントとても嬉しいです！当初予定していた話数よりだいぶかかってますが…頑張るのでよろしくお願いいたします！ (2020年6月11日 10時) (
レス) id: d7991ec165 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - この作品設定も細かくて内容も凄くて一気に見ちゃいました！！これからも見ます！！頑張ってください！ (2020年6月11日 2時) (レス) id: 7ad2e8f6ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年6月10日 22時
