242話 ページ34
仲介人達はいそいそと男を片付ける
ナミは金でケイミーを買うつもりだろうが…
それでは少し厳しい気がするな…
「さぁご覧下さいこのシルエット！！
探し求めておられる方も多いはず！！
その目で見て頂きましょう！！
魚人島からやって来た！！
"人魚"のォケイミー〜〜〜〜！！！」
ﾅﾐ「よ〜し！奪い返すわよ！！
ウチは限度2億あるんだからね！！」
ﾁｬﾙﾛｽ「5億ベリィ〜〜！！！
5億で買うえ〜〜！！！！」
ﾅﾐ「え……」
ここのルールに則って取り返すには
あまりに分が悪すぎる相手である
天竜人の言葉に、会場全体に沈黙が走る…
思わず俯いて拳を握りしめていた
"この島"だから…自分が何も出来ない事を
何より悔しいと感じてしまう
正当にルールで来られた以上
彼女が天竜人を止められる術はないのだ
…くっそ…！また何も出来ないのか…！！！
ケイミーが落札されようという時、
壁から突っ込んできたのは、紛れもない我が船長
ｻﾝｼﾞ「ルフィ！！」
『バカ助』
トビウオライダーズに乗せてもらってきたようだ
そしてゾロも一緒に乗ってきていた
…なるほど…連れるより引っ張るほうが早いのか
ﾙﾌｨ「あ！！ケイミー！！！
探したぞ〜！！よかったー！！」
ﾊﾁ「ちょっと！！待て麦わら！！」
その行動が迂闊だった…
「きゃあああ！！！魚人よ！！気持ち悪い！！」
「何で魚人が陸にいるんだよ！！」
「海へ帰れ化け物ー！！！」
ｻﾝｼﾞ「どういうこったよこりゃ……」
『……この島では昔』
ﾅﾐ「魚人族と人魚族が差別を受けてるって…！」
ドン！！ドォン！！！
一足届かなかった…！！
2発の銃声が届き、視界に入ったのは
血を流して倒れているハチの姿
駆け寄ったせいで顔を隠していたフードが脱げた
だが今はそんなことどうでも良かった
『ハチ！！！』
ﾊﾁ「A…お前、顔を……」
ﾁｬﾙﾛｽ「メイヴィス様だえ〜〜！！！
メイヴィス様！タコの魚人を捕まえたえ！！
コイツを差し上げるだえ！！
だからわちしと結婚してほしいだえ！！」
その言葉で、ついに彼女の怒りは頂点に達した
ハチに触れ、治癒の速度を向上させると
彼女は無表情で立ち上がった
ﾊﾁ「待ってくれ…A…麦わら…！
天竜人には逆らわねぇって…約束しただろ…
ナミとAに…ちょっとでも償いをしたくて…」
ハチの言葉を遮って、懲りずに銃を向ける天竜人に
2人で思いっきり拳を振るった
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白銀幸成(プロフ) - ありがとうございます！コメントとても嬉しいです！当初予定していた話数よりだいぶかかってますが…頑張るのでよろしくお願いいたします！ (2020年6月11日 10時) (
レス) id: d7991ec165 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - この作品設定も細かくて内容も凄くて一気に見ちゃいました！！これからも見ます！！頑張ってください！ (2020年6月11日 2時) (レス) id: 7ad2e8f6ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年6月10日 22時
