237話 ページ29
ｹｲﾐｰ「行き先はシャボンディ諸島ね」
ｻﾝｼﾞ「そこに行かなきゃ
魚人島へは行けねぇのか？」
パッパグの話によれば
これから行く島で船をコーティングするらしい
そして目の前に見えたのがその目的地
美しいシャボン玉が浮かぶ、"シャボンディ諸島"
ログポースの心配をするロビンだが
この島は樹の集まりで磁力はないらしい
ﾊﾁ「シャボンディ諸島は世界一巨大な
マングローブ"ヤルキマン・マングローブ"という
樹の集まり、樹は全部で79本
その1本1本に町や施設があって
それを79の島から成るシャボンディ諸島と呼ぶ」
41番GRに船を止めて上陸する
地面から発生するシャボン玉に興奮するルフィ
『…………』
この島での目的は船のコーティング依頼だ
ハチの知り合いにコーティング職人がいるらしい
そこへ連れて行ってもらうようだ
ﾊﾁ「その代わり一つだけ約束を守って欲しいんだ」
ﾙﾌｨ「おう！何だ？」
ﾊﾁ「町に入ると世界貴族が歩いてる事がある
たとえ町でどんな事が起きようとも
世界貴族にゃたてつかねぇと約束しろ！！
たとえ目の前で人が殺されたとしても
見て見ぬフリをするんだ！！」
ｸﾙｰ「「！？」」
『……』
全身を覆い隠す黒いローブを羽織り、
フードで顔を隠したAがトンっと船を降りる
ﾊﾁ「おいA！！お前も分かって…」
『あぁハチ…頼むからそれ以上喋ってくれるな
"あの頃"と違って…耐える義理はねぇぞ』
彼女はそれだけ言うと、森の中へ消えていった
ハチはニュ〜…と肩を落とすと
チョッパーが不思議そうにハチに尋ねた
ﾁｮｯﾊﾟｰ「なんでAは
あんなにお前に冷たいんだ？」
ﾊﾁ「あいつには…おれが酷いことしちまったから」
ｻﾝｼﾞ「あぁ！？てめぇナミさんだけじゃなく
Aさんまで苦しめたのか！？あぁ！？」
ｳｿｯﾌﾟ「サンジ落ち着けよ…」
ナミがその場を丸く収めて次の行動へ移す
各々ショッピングを楽しむために散らばっていく
ナミはこれ以上事件が起きないことを祈りながら
ロビンとのショッピングへ向かった…
コツコツコツ…
賑やかな街中でヒール付きブーツの靴音が
やけに耳にハッキリと残る
周りでは子供のはしゃぐ声
商売人の活気のいい声や楽しげな会話
海賊達の一触即発や呉越同舟の状況
そして…時々聞こえる悲鳴と銃声…
美しい町に微かに混じった火薬の匂い…
『…この町は…嫌いだ』
彼女は更に、フードを目深に被り直した
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白銀幸成(プロフ) - ありがとうございます！コメントとても嬉しいです！当初予定していた話数よりだいぶかかってますが…頑張るのでよろしくお願いいたします！ (2020年6月11日 10時) (
レス) id: d7991ec165 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - この作品設定も細かくて内容も凄くて一気に見ちゃいました！！これからも見ます！！頑張ってください！ (2020年6月11日 2時) (レス) id: 7ad2e8f6ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年6月10日 22時
