299話 ページ21
モリア撃破より1日経過し、船では
クルー達がそれぞれ財宝の検品や食事やら
有意義な時間を過ごしていた
屋敷へ食糧を運んできたルフィに
海賊達は言ってくれれば運んだのにと
彼らにとても恩義を感じているようだ
ﾙﾌｨ「ゾロとAは起きたか？チョッパー！」
ﾌﾗﾝｷｰ「頼まれたもの持ってきたぞ」
ﾁｮｯﾊﾟｰ「お！ありがとう！」
チョッパーはこんなにダメージを残したゾロは
初めて見たと言う…命も危なかったらしい
ﾁｮｯﾊﾟｰ「Aは…正直分からないんだ…
傷の治りがすごく遅い…出血も止まらなかったし
……もちろん最善は尽くしたけど…
…やっぱり何かあったんじゃないかな
おれ達が倒れてる間に」
確かにくまが何もなしに帰るとは考えづらいと
ロビンが考察する横でウソップも
ルフィが異常に元気なのも可笑しいと言う
そこに2人の海賊が自慢げに話しかけてきた
「何が起きたか！！実は見ちまった！！」
「おれも見ちった一部始終〜！！」
ｻﾝｼﾞ「来い」
サンジが2人の首根っこを引っつかむと
屋敷の外へ連れ出して2人に話せと言う
ｻﾝｼﾞ「あの後何が起きたんだ
おれが気を失ってその先だ…」
サンジはゾロの話を静かに聞いていた
ひと段落つき、細く長く…煙草の煙を吐き出した
ｻﾝｼﾞ「成程……それでルフィが元気になって
ゾロがあぁなったのか…ムチャしやがる……」
サンジはゾロの話を一旦飲み込むと
Aに何があったのかと聞いた
「あの青髪の姉ちゃんも驚きでよ〜！
あの剣士に治癒力を譲渡するとか何とか言って
相応の罰則を受けるって言い出して！
剣士には聞こえてなかったらしいが！」
「おれはその場を見ちまったんだけどよ！！
ありゃ普通の人間なら気が狂うぜ！！
あの剣士やあんたらを助けるために
意識を保ち続けてたんだよ！！」
"意識が無くなりゃ…そん時は殺すなり
海軍に突き出すなり好きにすればいい
だが仲間が来るまで耐えきった時は…
アタシは海軍には戻らない"
ｻﾝｼﾞ「……」
「よーし！麦わらの一味の2人の美談
みんなに話してこよう！」
ｻﾝｼﾞ「待て！！ヤボな真似するな！！
アイツらは恩を売りたくて命張った訳じゃねぇ！
特に…自分の苦痛で仲間を傷つけたと知る
ルフィの立場はどうなる！！」
みんな無事で何より…それでいいんだ…
静かに屋敷へ戻るサンジに感嘆する海軍達
その肩には小さな耳が咲いていた…
ﾛﾋﾞﾝ「……成程」
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白銀幸成(プロフ) - ありがとうございます！コメントとても嬉しいです！当初予定していた話数よりだいぶかかってますが…頑張るのでよろしくお願いいたします！ (2020年6月11日 10時) (
レス) id: d7991ec165 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - この作品設定も細かくて内容も凄くて一気に見ちゃいました！！これからも見ます！！頑張ってください！ (2020年6月11日 2時) (レス) id: 7ad2e8f6ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年6月10日 22時
