294話 ページ16
ｿﾞﾛ「そんな体をして…しかも能力者か
更に希望を削がれた気分だ…
さすがにもう…おれの体も言うことをきかねぇ…
どうしても…！2人の首を取っていくのか…！？」
ｸﾏ「それが最大の譲歩だ」
ゾロは座り込み、覚悟を決めて顔を上げた
ｿﾞﾛ「…わかった…首はやるよ
…ただし身代わりの…このおれの命1つで
勘弁して貰いてぇ…！！！
…まだ大して名のある首とは言えねぇが…！
やがて世界一の剣豪になる男の首と思えば
取って不足はねぇ筈だ！！！」
ｸﾏ「……そんな野心がありながら
…この2人に代わってお前は死ねると言うのか」
ｿﾞﾛ「そうするほか…今一味を救う手立てがねぇ…！
コイツら2人も守れねぇでてめぇの野心もねぇだろう
ルフィは海賊王になる男だ！！！」
ｻﾝｼﾞ「…待て待てクソヤロー
…おめぇが死んでどうすんだよ…！！
てめぇの野望はどうした…バカ！！
おうデケェの…！こんなマリモ剣士より
おれの命取っとけ…！！今はまだ海軍は
おれを甘く見てるが、後々この一味で
最も厄介な存在になるのは…
この"黒足のサンジ"だ！！！
こちとらいつでも身代わりの覚悟はある…！！
ここで死に花咲かせてやらぁ…！！」
サンジはゾロに背を向けたまま
皆にはコックならまた探してくれと伝える
だがそんなサンジを、刀の柄でド突くゾロ…
サンジの意識が落ちた後、刀を放って頼む
ｿﾞﾛ「後生の頼みだ……」
ｸﾏ「……」
そんな2人の話に…突然の刺客が入った
「バーソロミューくま、協力感謝する」
ｿﾞﾛ「！？…海兵…！？」
くまが抱えていたAを半ば強引に引き取ると
海楼石の錠をかけ始める
ｿﾞﾛ「おい！！そいつをどうする気だ！！
取るならおれの首にしろ！！！」
ｸﾏ「…残念だが…お前の首では
メイヴィスの代償に小さすぎる」
ｿﾞﾛ「！！」
くまはゾロに、彼女が何故海軍に追われているか
何故懸賞金が破格な理由を知っているか尋ねた
ゾロが無言でＮＯを主張すると
その場の海兵が鼻で笑うように答えた
「メイヴィスはロット・Dという神の力を持つ
その体は生まれつき、治癒力が圧倒的に高く
更に世界を救うも滅ぼすも容易い力を秘める！！
エニエス・ロビーではそれを逆手に交渉をかけた
"お前の力で仲間を全滅させる"とな」
ｿﾞﾛ「……」
「だがそれを慈悲深くも大将が救いをやった…
その賭けに…メイヴィスが敗北しただけだ」
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白銀幸成(プロフ) - ありがとうございます！コメントとても嬉しいです！当初予定していた話数よりだいぶかかってますが…頑張るのでよろしくお願いいたします！ (2020年6月11日 10時) (
レス) id: d7991ec165 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - この作品設定も細かくて内容も凄くて一気に見ちゃいました！！これからも見ます！！頑張ってください！ (2020年6月11日 2時) (レス) id: 7ad2e8f6ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年6月10日 22時
