剣士女と波乱の海4 (ページ10)

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146話ページ10

ﾁｮｯﾊﾟｰ「アンブラ…！？何だそれ！？」

神官「まさか…存在したとは…！！

さぁ…！神・エネルの元へ！！」

『！！！』

殺害から捕獲目的に変わったらしい

アンブラって何だ…！？こっちが聞きてぇわ！

『お前に捕まる気はねぇ！！

それにここは生贄の祭壇だろ！？

アタシ達を殺しに来たんじゃねぇのか！！』

神官「……まぁいい、話してやろう

お前達の仲間の残りが今、必死に向かっている

この島には我ら神官の掌る4つのエリアが存在する

1つのエリアに標的が足を踏み入れている間

他の神官は手を出さないのかルールだ」

『…じゃあここに手を出してきたってことは

誰の管轄でもない自由エリアってわけだ…』

神官「その通り…だがそれは試練を受けるもの達が

死んでしまってからの話」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「…え？じゃあ…ルフィ達が助けに来てくれたら

おれ達も逃げていいのか！？」

つまり……こいつが戦闘を仕掛けに来たってことは

何らかの法とやらに反してるわけだ

向こうの森へ脱走した場合は例外らしい…

ﾁｮｯﾊﾟｰ「『犯人はあいつ(ゾロ)だ…！！』」

神官「誰かが逃げた罪は誰かが死んで詫びろ

犠牲という名のこの世の真理だ

お前の命を神に差し出せ！！」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「い！！いやだァ〜〜！！！」

チョッパー目掛けて突き刺さるはずだった槍は

居場所を素早く交代したAの右肩に…

発火した肩の痛みに耐え、刀を左に持ち変える…

「少々待たせた！」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「空の騎士〜！！」

神官「フン…こりゃ珍しい客が来た

ガン・フォール！！！」

『よかった…チョッパー、怪我ないか…？』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「お、おれは平気だけど…Aが…！」

『大丈夫…すぐ治る、！』

空中戦は互いに1歩も引けを取らない

だが1歩早く、ガン・フォールが神官を吹き飛ばした

騎士「もう一押し必要だ…ピエール！！」

神官「おのれ…お前はすでに犯罪者なんだぜ…！？

あァ腹立たしき愚か者への

怒りの求道思い知れ！紐の試練！！」

攻撃はさらに熱を増していく

もはやどちらが勝つか、紙一重という所だろう

『…速い…！』

騎士「…もはやお前達と交渉できるとは思っておらぬ！！」

神官「フン！！相変わらず生ぬるい！！」

肌に刺さる緊張感と気迫…

目の前の戦いに思わず背筋が伸びる

…勝負は一瞬が命

それを逃せば、均衡はいとも容易く崩れ去る…