187話 ページ50
チョッパーがAとロビンの元へ来て
デービー・ジョーンズとは誰かと問う
ﾛﾋﾞﾝ「悪魔に呪われて深い深海に
今も生きているという昔の海賊よ」
『伝説だけどな
海底に沈んだ船や財宝は全て
甲板長の奴のロッカーにしまわれたって話だ』
ｻﾝｼﾞ「沈んでくるもの何でも自分の物にしちまう
デービーの名前から、敵から欲しいものを奪う事を
海賊達は"デービーバックファイト"と呼ぶのさ」
ﾎﾟﾙﾁｪ「お気に入りは誰です？オヤビン」
ﾌｫｸｼｰ「船長に剣士…航海士、狙撃手
コックに考古学者に鬼神か…
あいつが欲しいなァ〜！」
出場者は3ゲームで7人以下
1人につき出場は1回まで
1度決めた出場者に変更はなし…
勝負種目はレース、球技、戦闘…
出来れば出たくないんだけどなぁ…
万一に負けてしまえば、引き抜きだけでなく
あまつさえ命を取られる可能性がある…
アーロンのところにいた時は
余興の代わりに"戦闘"で使われてたけど…
1人の時は何したっていいんだ
守る必要なんて無い…傷も治るし…
彼女は心臓を貫かれない限りは再生出来る…
故に海軍では人間兵器だったのだ
別に能力でも剣術でも体術でも、やり方はいくらでもある
1人なら並の海賊相手に負けはしない
そう…1人なら…
でも今回は勝手が違うし、仲間を守る必要がある…
しかも…よりによって…
ﾛﾋﾞﾝ「これで決定ね、提出するわよ」
『…マジで出るのか…？』
ﾅﾐ「Aが弱気にならないでよ！？
てか強いんだから意地でも勝ってよ！！」
『……』
第1回戦「ドーナツレース」
出場者:ウソップ、ナミ、ニコ・ロビン
第2回戦「グロッキーリング」
出場者:ゾロ、サンジ、A
第3回戦「コンバット」
出場者:モンキー・D・ルフィ
…なんで
1番気が合わない2人であろうコイツらを
なぜ一緒に出したか疑問だ
ナミとロビンの采配はどうなってんだ…
そんなとこに入れられちゃたまったものじゃない
しかもロロノアはアタシを信用してねぇんだぞ！？
"協力"という言葉は無に等しいかも知れない…
だし…
ﾅﾐ「A？行くわよ！」
『……あぁ…今行く』
妙に視線を感じる気がする…
明らかに対象は自分…目的は命か…金か…
どちらにせよ、警戒を解いたら終わりだ
彼女にとって安全な場所など皆無に等しいのだ
ゲームと称した動きの読み合いに
久しぶりに動悸が激しくなるのを感じた…
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年5月8日 22時
