186話 ページ49
『より優れた船乗りを手に入れる為に
海賊が海賊を奪いあったという話だ』
ナミ「海賊が海賊を…?」
デービーバックファイトとは
言わば"人取り合戦"
挑んでくるのは"3コインゲーム"
つまりは三本勝負だ
「1ゲームごとに勝者は
相手の船から好きなクルーを貰い受けることができる!
貰われたクルーは速やかに敵の船長の忠実な部下となる!!
深海の海賊"デービー・ジョーンズ"に誓ってな!」
負けたら仲間を取られる…
なお欲しい船員がいなかった場合
海賊旗の印を剥奪することもできる…
サンジ「賭ける獲物は"仲間"と"誇り"
勝てば戦力は強化されるが…負けて失うものはデカい…
えげつないゲームさ…!!」
ナミ「…バカバカしい!!私達は
そんなゲームの申し入れ絶対に受けないわ!!」
『…それは出来ないんだ…
決定権は全てルフィにある
ここで何と言おうが、ルフィが首を縦に振りゃ
勝負は免れないんだよ』
サンジ「Aさんの言う通りだナミさん…
これは海賊の世界では暗黙のルール…!!
逃げ出せばこの世界では大恥をかくことになるぜ!」
ナミ「いいじゃない恥かくくらい!!」
ゾロ「生き恥を晒すくらいなら死ぬ方がいい」
サンジ「右に同じ」
『アタシも同感』
ナミ「何よそれ…Aまで!!」
揉めていてもムダだったようだ
大きく空に放たれた2発の銃声…
ナミ「まさか…!」
サンジ「あーあー…受けやがった」
『あいつに断る選択肢は存在しねぇだろ?』
ゾロ「望むところだ…」
ロビン「面白そうね…」
デービーバックファイトの準備は手際よく進む
屋台まで出されていて何かと祭り感覚だな…
ポルチェ「さーて野郎共!!
"敗戦における3ヶ条"を今から宣言するわよ!!
1つ!デービーバックファイトによって奪われた
仲間・印全てのものはデービーバックファイトによる
奪回の他認められない!
1つ!勝者に選ばれ引き渡された者は
速やかに敵船の船長に忠誠を誓うものとする!
1つ!奪われた印は
二度と掲げることを許されない!!
以上!これを守れなかった者を海賊の恥とし
デービー・ジョーンズのロッカーに捧げる!!
守ると誓いますか!?」
フォクシー「誓う」
ルフィ「誓う!!」
海に3枚のコインが投げられる…
さぁ…開戦だ
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作者名:白銀幸成 | 作成日時:2020年5月8日 22時