182話 ページ45
ﾙﾌｨ「A！！どこいってたんだ！！
船に乗れ！！逃げるぞ！！」
『はいよ、待たせたな船長』
黄金を袋いっぱいに詰めて走るルフィの後を追う
確かに海賊が手ぶらで帰るんじゃ型なしだな
ﾙﾌｨ「逃げろ〜〜！！」
「待てぇー！！！」
『…何か表情が晴れたな、ロビン』
ﾛﾋﾞﾝ「ふふっ…ええ、とっても楽しいわ」
『…そりゃ、良かったな』
船に乗ってクラウドエンドまで向かう
その間もクルー達は黄金で何を買うかで話が持ち切りだ
ﾙﾌｨ「あー降りちまうのかーおれ達」
ｿﾞﾛ「この真っ白い海ともお別れだ」
ﾊﾟｶﾞﾔ「ではみなさん！！
私たちはここまでですので！！」
ｺﾆｽ「お元気でみなさん！！」
パガヤの指示で帆をたたみ、黄金をしまう
次の島へのログもバッチリだ
ﾙﾌｨ「ここを降りたらまた…
新しい冒険が！！始まるんだ！！
野郎共！！そんじゃあ…！青海へ帰るぞォ！！」
ｸﾙｰ「『おお！！』」
ｺﾆｽ「みなさん！落下中お気をつけて！」
クラウドエンドを飛び出た先は真っ逆さま
空島名物のタコバルーンという気球みたいなもので
ゆっくりと船は青海へと降りていく…
カラァーン！カラァーン！
『あ…この音…』
「鳴らせー！」
「この国の恩人達を鐘の音で送れー！！」
ｱｲｻ「ルフィー！！またねー！！」
ふと見上げると目に映る空
夢か現か雲の上の国ーー
遥か上空1万m
耳を澄ますと聞こえる鐘の音
今日も鳴る、明日もまた鳴る
空高々に鳴る鐘の音が
さまよう大地を誇り、歌う
そして青海へ帰ってきた一行は
タコが縮んだことにより船へと叩きつけられた
海が青い…
ｻﾝｼﾞ「しかし…すげーとこに行ってたんだな」
ﾛﾋﾞﾝ「落ちてみると…また遠い場所ね」
ﾅﾐ「夢でも見てたみたい…」
ﾁｮｯﾊﾟｰ「夢の国だもんなー…また行けるかな」
ｿﾞﾛ「死にゃ行けるんじゃねぇか？近くまで」
ｳｿｯﾌﾟ「ゾロお前…天国に行ける気でいんのか？」
『くくっ…夢持つ分には自由なんじゃねぇの？』
ﾙﾌｨ「野郎共〜！帆を張れ〜！！
行くぞ次の島〜！！」
休ませろというウソップに
ほら来たとナミは後方をさす
一難去ってまた一難とはまさにこの事だな…
ﾅﾐ「さてお待ちかね！
海賊のお宝は山分けと決まってるわ！
これだけの黄金だもの！すごい額よ！」
どうだろうな…全部売れれば…
2億ちょいくらいにはなんのかな…？
なんにしろ大収穫だ
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年5月8日 22時
