177話 ページ40
その頃ナミは無事ルフィに追いつき上を目指すが…
雷雲が形を変えて球体で島の真上に落ちてくる…
ｴﾈﾙ「ヤハハハハ…もはやアンブラなどいい！！
方舟マクシムと私の能力があれば
これだけの神業を成せる！！"雷迎"！！」
エンジェル島に落ちたソレは眩しい光と共に
一瞬でその場の全てを消し去った…
ﾅﾐ「ルフィ！！とにかくここを降りましょう！
みんなは先に船に向かってるの！
私たちも早く行かなきゃ」
ﾙﾌｨ「ダメだ！お前を助けなくてよくなっても
おれにはまだここに用事がある！！
この空に"黄金の鐘"があるんだ！！」
ﾅﾐ「命の方が先決でしょ！？
黄金ならあんたの手にくっついてるじゃない！」
ﾙﾌｨ「お前も見ただろ！！
"黄金郷"はあったじゃねぇか！！
ウソじゃなかった！ひし形のおっさんの先祖は
ウソなんかついてなかった！！
だから下にいるおっさん達に教えてやるんだ！
"黄金郷"は空にあったぞって…！！
鐘を鳴らせば聞こえるはずだ！！
じゃなきゃおっさん達は！！
死ぬまで海底を探し続けるんだぞ！！」
ﾅﾐ「ルフィ…」
ﾙﾌｨ「エネルなんかに取られてたまるか！！
でっけぇ鐘の音はどこまでも聞こえるから！！
だからおれは！！黄金の鐘を鳴らすんだ！！」
そう言ってマクシムに手を伸ばしたルフィだが
エネルによって蹴落とされてしまう…
ﾜｲﾊﾟｰ「じゃああいつは…鐘を…鳴らすだと…！？」
ｿﾞﾛ「やると言ったらやる奴だ
ナミが連れ戻そうとしてもあいつは戻りゃしねぇ
あいつの狙うものはエネルと同じだからだ」
『！また何か落ちてくるぞ…！』
落ちて来たのは巨大な葉っぱ
そして急いで書かれたと思われるナミの字…
ﾛﾋﾞﾝ「この巨大な蔓を…西に切り倒せ」
『…なるほど』
ﾙﾌｨ「ナミお前、逃げるんじゃねぇのか？」
ﾅﾐ「鳴らしたいんでしょ！？黄金の鐘！！
放っといたってどうせ飛ぼうとするんだから
私が乗せて飛んであげる！！ただし
私の命は…あんたが保障してよ！！」
ﾙﾌｨ「よし！分かった！！よろしく！！」
ｳｿｯﾌﾟ「倒れかけた蔓を渡って船まで飛ぶ〜！？」
『それ以外、方法がねぇ！！』
ｳｿｯﾌﾟ「そんなムチャクチャな…！！」
ｿﾞﾛ「どうあれ無茶でも何でも
やって貰うしかねぇだろうがよ」
『とにかく何としてでも船に届かせろ！！
雷迎を落とされる前に
あそこへたどり着けるのは…！』
ｿﾞﾛ「今この空島であいつらしかいねぇんだ！！」
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年5月8日 22時
