171話 ページ34
その頃ルフィは、ようやくウワバミの腹から脱出し
アイサと共に遺跡に足をつけた
ﾙﾌｨ「うはーっ見ろ！なんてでっけぇんだ！！
どこだここは！？遺跡だな！！
ここにあんのか…！？でっけぇ"黄金の鐘"！！」
ｱｲｻ「もしかして…ここ…あたい達の故郷…？」
遺跡に感動していたのも束の間…
何かに気づいて駆けていくルフィを追いかけるアイサ
ﾙﾌｨ「ゾロ！！おいお前！！何やってんだよ！！
お前がいて何で…こんな事になってんだ…！！
…ナミは！？Aもいない…！！」
その隣でワイパーを見て涙するアイサ
エネルの仕業だというアイサに神がエネルだと結びつく
ﾛﾋﾞﾝ「はァ…航海士さんと…女剣士さんは…
連れていかれたわ…はァ…」
ﾙﾌｨ「2人とも"神"のやつに連れてかれたのか！？
2人は！！どこへ！？」
ﾛﾋﾞﾝ「分からない…よく聞いて…
このままだと…この国は…このスカイピアは
消滅してしまう……」
ﾙﾌｨ「空島が！？」
ｱｲｻ「…あ…あたい達の村も！？」
ロビンはエネルの目的をゆっくりと
だがハッキリと力強く伝える
黄金の鐘を探さなければと考えるルフィに
大丈夫だと声をかけるアイサ
ｱｲｻ「あたい分かる！この島で声が2つ動いてる
もう1つ…今にも消えそうな細い声も聞こえる…」
ﾙﾌｨ「きっとアイツらとエネルだ！！
…おれをそこに連れてけ！！」
方舟マクシムの中、椅子に座るエネルを見上げながら
逃げ出すタイミングを伺うナミは
Aが先程からいないことに焦っている
エネルがさっきまで抱えていたのに…
一瞬だけ雷で消えたかと思ったらA抱えてなかったし…
どこ行っちゃったのよ…！？
「お前かァ！！エネルって奴はァ！！！」
ﾅﾐ「え！？ルフィ！！！」
ﾙﾌｨ「何やってんだお前…おれの仲間によ」
ｴﾈﾙ「？どのゴミの事かな
口を慎めよ…私は神だ！」
ﾙﾌｨ「お前のどこが神なんだ！！！」
ルフィに忠告しようとしたナミだが
エネルの視線に気付き慌てて口を塞ぐ
エネルはマントラでスカイピアの住人が
自分たちの運命を知ったと言う
どこまで逃げ切れるかと笑うエネルに
ルフィはもう1度、お前のどこが神なんだと叫ぶ
マクシムに腕を伸ばし飛び乗るルフィ
ｴﾈﾙ「超人系か…話にならん…！
おれの前では何もかもが無力！！
故におれは神なのだ！！神の裁き！！」
雷鳴が轟く中、ルフィはその場に立っている…
ｴﾈﾙ「上手く避けたようだな」
避けた…？
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作者名：白銀幸成 | 作成日時：2020年5月8日 22時
