31-5. ページ6
川島side
マネージャーが今日のロケ案内スタッフに挨拶に行っている間、ロビーで待機することに。
川島「……しめ?大丈夫?」
ちゃかとふたり、皆より少し遅れてロビーに入ると、
しめが壁に手をついて、俯いていた。
七五三掛「ぁ、ごめんそれやめて、、」
背中をさすろうとしたら、ちょっと切羽詰まった声が返ってくる。
川島「ごめんごめん、気持ち悪いんだよね、」
七五三掛「ちょっと……酔った、」
川島「ん、トイレいく?」
ううん、と小刻みに首を横に振る。
川島「少しおやすみもらおうか、、」
七五三掛「いや、大丈夫、少ししたらおさまる、、」
少しして、目を瞑って耐えてたしめがゆっくり目をあけた。
七五三掛「大丈夫、、ごめん」
川島「ううん、本当に大丈夫?無理しちゃダメだよ、気持ち悪い以外は?」
七五三掛「ちょっとだるい…」
川島「寒気とかは?する?」
七五三掛「寒い……これやばいかな、、」
しめのおでこに手をあてれば、感覚的には微熱くらいのそれ。
川島「……今はあんまり熱く感じないけど、これからあがるかもね、、」
七五三掛「だよね、、はあ、、ごめん、、」
川島「なんで謝るの〜しんどいのはしめでしょ、」
七五三掛「移ったらやじゃん、、」
ほんとに、いつも人のこと考えるよねしめは。
川島「いーから、それよりこの撮影も無理しないでダメそうならいつでもフレームアウトしな、ね?」
そんな話をしていると、マネージャーが戻ってきて、案内スタッフに連れられ、そのままロケ開始に。
791人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凪紗。 | 作成日時:2022年9月16日 22時