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31-4. ページ5

川島side


宮近「のえる、」

ロケ場所に着いて車から降りた途端、ちゃかから遠慮がちな声がかかる。
メンバーはマネージャーに続いて、施設に向かって歩き出す。

川島「ん〜?」

宮近「あのさ、しめのことちょっと見てあげてほしい、」

川島「?」

そんな、メンバーのことならいくらでも見るよ、と思って首を傾げていると、どうやら具合が悪そうだと。

宮近「なんか朝から具合悪そうなんだよね、珍しく車酔いもしてて」

川島「あら、大丈夫なの…?」

心配になって少し前を歩くしめの背中を見つめる。

宮近「昼もほとんど食べてないし、結構耐えてると思う」

川島「わかった、ダメそうなら俺からもストップ出す」

宮近「うん、助かる」

リーダーだけど年下なちゃかちゃん。

しめにとっては気を遣うだろうと、そう判断して年上の俺に話を通すあたり、本当にさすがすぎる。
少しほっとした表情を見て、本当に心配なんだなと感じてこんな状況ながら愛おしくなる。

さて、問題の七五三掛さんのところに行きましょうかね。

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作者名:凪紗。 | 作成日時:2022年9月16日 22時

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