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吉澤side
ライトの明かりで見える海人は、泣きそうな顔で必死に俺のことを捉えようとしていた。
吉澤｢海人、はあーって吐いて、吸わないで吐いて｣
中村｢あ、っ、はあ、｣
吉澤｢そうそう｣
中村｢ひっ、｣
吉澤｢はーーーって、吐くことに集中して、｣
一緒に呼吸を繰り返してると、ようやく少し落ち着いてきた。
吉澤｢大丈夫大丈夫…｣
中村｢はぁ……はぁ……｣
速いけど規則的な呼吸を取り戻した海人は、今度は目を閉じてぐったり壁にもたれかかった。
相当体力使って疲れたよね、、
ーー♪〜
吉澤｢あ、｣
ライトを照らしていたスマホがLINEの着信で鳴った。
のえるだ。
……このまま出たらまた暗くなってパニックになる。
吉澤｢海人ごめん、スマホ借りるよ｣
とっさにそう思って、海人のポケットからスマホを出してライトをつけ、自分のスマホの着信に出た。
吉澤｢もしもし、｣
川島｢あっ、しーくん？大丈夫だった？今どこ？｣
吉澤｢あのさ、エレベーターの中でさ、閉じ込められたみたい｣
川島｢え！？閉じ込められた！？｣
電話の向こうで、元太か誰かがびっくりした声を上げてるのが聞こえた。
吉澤｢うん、｣
川島｢待って、真っ暗じゃない？大丈夫？海人も一緒？｣
吉澤｢そう、それでさ、海人が過呼吸起こして｣
川島｢えっ、｣
吉澤｢今ちょうど落ち着いたところなんだけど、相当体力もってかれたみたいでぐったりしてて、｣
川島｢どんな感じ？救急車必要？｣
吉澤｢いや、一旦おさまってるからそこまでじゃないと思うんだけど…｣
川島｢しーくんさ、エレベーターの中のインターホンボタン見つけられそう？そこ長押しかなんかすると一番救助はやいかもしれない、｣
吉澤｢あ、そっか、さっきわざわざ電話番号に掛けようとして繋がらなくて……｣
川島｢今電話は回線混み合ってるかもしれない、中のボタンが一番繋がるみたいなんだよ、あ、一応番号教えて、こっちの方からも救助要請できるように｣
吉澤｢わかった｣
のえるに番号を伝える。
川島｢なんかあったらすぐ連絡して、しーくんも不安だと思うけど海人のそばにいてあげて｣
吉澤｢うん、ありがと、1回切るね｣
のえるからの電話を切って、言われた通りにインターホンで繋ぐ。すぐに繋がって、閉じ込められてることを伝え、体調不良者がいることも伝えられた。
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凪紗。 - ぽさん» リクエストありがとうございました。大変遅くなりましたが、続編のほうで作成予定です。 (2020年8月28日 5時) (
レス) id: d6d6703d3b (このIDを非表示/違反報告)
凪紗。 - 松田真歩さん» リクエストありがとうございます。続編ページにて作成させていただきます。 (2020年7月12日 12時) (レス) id: e716b31ea8 (このIDを非表示/違反報告)
凪紗。 - なーこさん» リクエストありがとうございます。今回は発熱にてリクエストをお受け致します。続編のひとつめの作品として作成予定です。お仕事の内容についてはリクエストがあれば追加でコメント頂ければ反映させていただきます。よろしくお願いします。 (2020年7月1日 0時) (レス) id: e716b31ea8 (このIDを非表示/違反報告)
凪紗。 - タイガーさん» リクエストありがとうございます。お待たせしました、次の作品として作成させていただきます。 (2020年6月23日 1時) (レス) id: e716b31ea8 (このIDを非表示/違反報告)
6chan(プロフ) - 看病するしーくん、頼りになりますね(*^^*)！ (2020年6月22日 6時) (レス) id: f726c31193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪紗。 | 作成日時：2020年2月3日 0時
