ヴ ァ ン パ イ ア 【 白 竜 】

☆ 9 話 ページ9

貴方「む、・・・無駄じゃない!!」




白竜「だってさ、何の罪も無い奴が刑務所に入れられて1年以内に処刑されんのと一緒。


犯人はぬくぬくと逃げ出して・・・」




貴方「私は・・・罪の無い人なの？」




白竜「お母さんが亡くなったのはジサツか殺人かどっちか分かってないんだぜ？」




貴方「・・・でも、死んじゃったのには変わりは無いもん」






ごめん・・・白竜くんが必死に説得してくれているのは凄く嬉しいよ






でも、その白竜くんの優しさに素直に馴れない私が大嫌い









＿＿＿＿＿＿＿ほら、また自分を責めてる









白竜「俺に責められたら＿＿＿＿



自分で自分を責める事なんて無くなるよな？((ﾆﾔｯ」









ギュウ









貴方「白竜くん・・・////」









抱き締められたのって・・・何年振りだろ。






10年ぐらい人の温もりを感じられなかった





温かい手に触れることなんて＿＿＿無かったもんね。









白竜「お前冷たいんだけど。


寒いのか・・・？」







貴方「それはっ・・・白竜くんが温かいからっ////」








白竜「そうか・・・・」









貴方「っ、サイレンの音が近付いてきた」






白竜「A」






貴方「は、はい？」





白竜「もしかすると、俺が犯人と間違えられる事があるかもしれない・・・。


俺だけ他人だからな。



でも、俺が犯人じゃないと信じてくれるなら、

今だけ俺を彼氏にしてくれ＿＿＿＿＿＿＿」









貴方「う、うんっ////


出来ればずっと＿＿＿＿が、良いなっ////」









白竜くん、頷いてくれたって事は良いのかな＿＿＿？









私の頭の中はお母さんの事より白竜くんの事でいっぱいだった。

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