きんぐの日常 (ページ15)

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後輩 K ページ15

生徒会のわたしは、いつものように先生に呼ばれ、資料運びをさせられていた。

A「なんでこんな量…」

目の前にはいくつもの束になった紙。

めちゃくちゃ重いし多いし…これを階段で…あぁ！無理！分けて運ぶか……

と資料を持ち上げると、

海人「せーんぱいっ！俺も運びます！」

と、１つ年下の海人くんに手に持っていた資料を、ひょいっと取り上げられた。

A「え！？海人くん！？悪いよ…。」

かなりの量だし、なにより海人くんは生徒会じゃない。申し訳なくて、１人で大丈夫だよ？と伝えると

海人「先輩は女の子でしょ！俺、男だし、こういうときこそ頼ってください♪」

って。

ありがとう。と言い、自分も資料も持って、２人で運ぶことに。

海人「先輩、重くないですか？？」

A「大丈夫だよ～？」

運んでる途中も気にかけてくれた。

いつもは弟みたいにかわいいのに、今日はとってもカッコよく見えた。