誕生日 K ページ12
___珍しく海人サイドです___
.
- コンコンッ -
窓の方から音がした。
それは家が隣のAからの合図であり、いつものように窓を開けると、Aが飛んできた。
A「海人〜！」
海人「も〜！危ないから窓から来ちゃダメって言ってるでしょ〜？」
A「大丈夫大丈夫！てか、おめでとう！」
おめでとう……？
何のことだかわからず、考えていると、
A「海人、今日誕生日でしょ？笑」
海人「あ！そっか！忘れてた笑」
Aに言われて思い出した。
A「朝になってから言おうと思ってたんだけど、やっぱり１番に言いたくて、来ちゃった！笑」
海人「ありがとう、めっちゃ嬉しい！」
A「こんな深夜に、ごめんね…？」
時刻は０時を少しすぎたとこだった。
海人「ううん、全然。ほんとめっちゃ嬉しい。１番大切な人に１番最初に誕生日祝ってもらえるなんて、幸せすぎる…。」
A「ならよかった…笑 今年も楽しい思い出たくさん作ろうね！」
海人「うん！」
A「じゃあ、戻るね？おやすみ」
海人「……おやすみ」
…
海人「やっぱまって」
俺はどうしても言いたいことがあって、Aを引き止めた。
A「ん？」
海人「…いっしょに寝よ？」
A「…え？」
海人「誕生日だか…ら…さ…？」
ダメって言われるかな？って思ったけど、
A「…うん、いいよ」
いいよと言ってくれた。
海人「やった！！」
純粋にすごく嬉しかった。
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作者名：しより | 作成日時：2017年3月9日 0時
