勉強のあと K ページ11
海人「Aちゃんはさ、好きな人いないの？」
唐突に聞かれた質問。その答えは…その質問をしてきた人なわけで
A「えっ…と…いるよ？」
いるかいないかだし、こう答えた。
海人「いるのか〜」
A「海人くんは…？」
気になったので聞いてみたら
海人「俺もいるよ」
即答だった。海人くんの好きな人か……
海人「その人はね、笑顔が素敵で、優しくて、少し抜けてて、可愛い子なんだ」
A「…へぇ……」
海人「その子ね、進級できるか怪しいの…笑 数学がとにかく苦手で…笑」
A「……」
進級できるか怪しい…数学苦手……
海人「……」
海人くんはいきなり黙ってしまい、無言の時間が過ぎる。
海人「…Aちゃん…」
その沈黙を破ったのは海人くん。
A「ん？」
海人「すき」
A「…？」
すき…？ん？どした？ん？と思っていると
海人「好き、です。あの…俺と、、付き合ってくれませんか？」
A「……」
涙が出てきた
海人「ごめん…あの、泣かないで…ごめん…」
海人くんは困った顔で、わたしをみてきている。
誤解させてる、と思い、精一杯声を出して
A「ちがっ…う、めっ、ちゃ嬉しい、の」
と伝えると
海人「本当に…？え、やばい、ほんと？…幸せすぎる。」
海人くんは満面の笑みでそう言ってきた。
するとわたしのことを抱きしめて
海人「大好きだよ。幸せにする。」
って。
A「ありがとう、わたしも、大好きだよ」
そういうと、海人くんは顔を赤くしながら
甘いキスをしてきた
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作者名：しより | 作成日時：2017年3月9日 0時
