ヒルダさん ページ46
─
──────で、何故か男鹿ちゃんの家にきた。
そしてキモ野郎も着いてくる始末。
うん、まあ置いとくとして。
女の人はヒルダと名乗った。私も自分の名を言う。
キモ野郎は古市とか言うらしいが、先輩つける気はさらさらねえので呼び捨てでいく。
「ヒルダさん。まずお伺いしたいんですが、何故私の一族の名を知ってらっしゃるんですか？」
そう。
ヴァイオレット＝カンゼミオンというのは魔女の世界────すなわち魔界での私の母さんの一族の呼び名だったのだ。
私も香姉からはじめて聞いた。
「実は、私は魔界の王のご子息に仕える侍女悪魔。
ヴァイオレット＝カンゼミオン家のことは前々から耳にしておりました。」
「ちょ、ヒルダさん！ 言って大丈夫なんです？」
「構わん。この方は魔界の一族のご令嬢だ」
いや、ご令嬢ってほどのもんじゃないけどさ。
「え……と、何でその侍女悪魔さんが人間界に？」
「こちらの、蝿の王のご子息であるカイゼル·デ·エンペラーナ·ベルゼバブ4世様のお世話で今しばらく
「こちらの、って……ベルちゃん？」
「はい」
「なあ……話が見えねんだけど」
「私の母さんの一族は、魔界王室御用達の仕立て屋。
人間の父さんと結婚して生まれたのが姉さんと私って訳。
この瞳の色にちなんで、ヴァイオレット＝カンゼミオンって呼ばれてた。
母さんの本当の名前はカンゼミオン＝ナオリーナ。
こっちでは
そして、母さんの形見のこのペンダント。
ヒルダさんによると、一族に授けられたものらしい。
＊＊
中途半端ですが切ります。
アメジストのペンダント…描いてみましたがお目汚し覚悟の上でご覧下さい。
http://uranai.nosv.org/img/user/data/6/0/5/6050a3f100aa8745805bd6470e1d4846.jpg
.
アメジストのペンダント→←ヴァイオレット＝カンゼミオン 凪side
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花言葉 - クルトが君さん» まずは、ご閲覧ありがとうございます！自分の作品の中でも特に考えて書いたので、すごく嬉しいです。怪盗クイーン、とっても面白いのでぜひ読んでみてください。コメントありがとうございました！ (2018年8月1日 14時) (
レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
クルトが君(プロフ) - イベントに参加させていて読んで見ました。怪盗クイーンのことはよくわからないけど面白かったです。頑張ってください。 (2018年7月30日 8時) (レス) id: 8409b577cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花言葉 x他1人 | 作成日時：2017年10月12日 22時
