ヴァイオレット=カンゼミオン 凪side ページ45
─
「ったく、何しやがんだあの野郎……」
私は花壇の中からムクリと起き上がる。
とっさにペンダントを握った反射神経を褒めてほしい。
……絶っっっっっっっっ対ぇ殴る。
て言うかさっきの何だよ、雷ぃ?
アイツ魔法使いかなんかかよ。
「すまぬな、ドブ男が迷惑をかけて。怪我はないか?」
立ち上がって膝をはらっていると、古風な言葉遣いの綺麗な声がした。
「ほぼ怪我といえるものはないので大丈夫です、ひとまずあの野郎殴ってきていいですか?」
顔を上げた私を見ると、女の人が固まった。
「お前……その瞳…………」
「?」
「そなた、まさか、ヴァイオレット=カンゼミオンの一族なのか?」
ヴァイオレット=カンゼミオン……!!
「何で、その名前を………」
「カンゼミオン家のご令嬢に大変ご無礼な真似を……申し訳ありませんでした」
ペコリと頭を下げるその人。
「ちょ、ちょっと! あのすいません
お話を聞きたいのでひとまず頭を上げて下さい!
場所もかえましょう?」
私のその提案を女の人は受け入れると、ようやく頭を上げてくれたのだった。
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花言葉 - クルトが君さん» まずは、ご閲覧ありがとうございます!自分の作品の中でも特に考えて書いたので、すごく嬉しいです。怪盗クイーン、とっても面白いのでぜひ読んでみてください。コメントありがとうございました! (2018年8月1日 14時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
クルトが君(プロフ) - イベントに参加させていて読んで見ました。怪盗クイーンのことはよくわからないけど面白かったです。頑張ってください。 (2018年7月30日 8時) (レス) id: 8409b577cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花言葉 x他1人 | 作成日時:2017年10月12日 22時