状況説明を求めます。切実に。 凪side ページ28
─
「……ねえ、香澄さん」
「なんですか凪ちゃん」
「どういう状況? 今これ」
「……どういう状況なんですかねぇ」
はい、簡潔にまとめた今の状況。
地球外生命体とスーツのお兄さんが何か言い合ってる。
そんでもってそれを横から見てるのが、私&香澄さん+E組の先輩方。
「香澄さん、あの地球外生命体一体なんなの?」
「地球外生命体って……あの、凪……ちゃん?
殺せんせーって呼んであげて」
緑色の髪をツインテールにした小柄な女の人が言う。
「殺せんせー……。殺すの!?」
「ああそうだ。こいつを殺すのがこの3年E組の使命だ」
「??????」
口をはさんできたお兄さんの言葉に、クエスチョンマークを乱舞させる。
「つまりだな…………」
お兄さん……烏間さんの説明によると、この地球外生命体を今年の3月までに殺さないと、地球を消滅してしまうそうだ。
「……て言うかそれ、私にペラペラ話して良いんですか?
普通に考えたら国家機密ですよね?」
「それで、気の毒なんだが、この秘密を知ったものは記憶消去手術を受けてもらわなければいけないんだ。
もしくは、
転校するか、記憶を失くすか…………。
記憶を失くすのは、嫌だ。
それに比べて、転校するぐらいなら……。
いっこ飛び級して、勉強にはついていけなくなるけど……。
「私、ここに…………」
「凪ちゃん、香さんに連絡とれますか? 今すぐに」
え?
ここに来ます、と言おうとしたとき、香澄さんが小声で囁いてきた。
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花言葉 - クルトが君さん» まずは、ご閲覧ありがとうございます!自分の作品の中でも特に考えて書いたので、すごく嬉しいです。怪盗クイーン、とっても面白いのでぜひ読んでみてください。コメントありがとうございました! (2018年8月1日 14時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
クルトが君(プロフ) - イベントに参加させていて読んで見ました。怪盗クイーンのことはよくわからないけど面白かったです。頑張ってください。 (2018年7月30日 8時) (レス) id: 8409b577cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花言葉 x他1人 | 作成日時:2017年10月12日 22時