椚ヶ丘中学校のいとこ ページ14
─
「香姉、カツラとカラコン貸してくれない?」
私はソフト部の練習を終えるとまっすぐ「orchid」に向かった。
『カツラとカラコン? 何に使うの?』
紅茶を淹れてきた香姉の質問に返す。
「今度、ソフト部の助っ人行くことになってさ。
練習試合だから下手に目立つと目つけられかねないし。
クイーンさんの借りられない?」
『そう言うこと。ちょっと待ってて』
戻ってきた香姉の手には、肩くらいまでの長さの黒髪のカツラと、目薬があった。
「これ目薬? 何で?」
『カラコンはつけ外しを繰り返すと目を痛めるから、RDに頼んで開発してもらったの。
一滴垂らせば眼の色が黒くなるわ。戻すときは十秒以上目を閉じておけば元の色になるから』
「へえ────すごいね。ありがとう。
あ、そうだ相手は椚ヶ丘中学校だって」
『椚ヶ丘……って、確か香澄ちゃんが通ってるところじゃなかったかしら?』
「香澄さんが!?」
『ええ、最近会ってないでしょ、ついでにあいさつしてきたら?』
「うん、そうする!」
香澄さんは、私より一つ年上のお姉さん。
おっとりしてて、すごく可愛い人なんだ。
会えるの楽しみだなぁ。
そう思いながら、「orchid」を出た。
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そして、月曜日がやってくる。
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待ち合わせ→←南北磁石のマネージャーのいとこは、椚ヶ丘中学3年E組です!
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花言葉 - クルトが君さん» まずは、ご閲覧ありがとうございます!自分の作品の中でも特に考えて書いたので、すごく嬉しいです。怪盗クイーン、とっても面白いのでぜひ読んでみてください。コメントありがとうございました! (2018年8月1日 14時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
クルトが君(プロフ) - イベントに参加させていて読んで見ました。怪盗クイーンのことはよくわからないけど面白かったです。頑張ってください。 (2018年7月30日 8時) (レス) id: 8409b577cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花言葉 x他1人 | 作成日時:2017年10月12日 22時