君に会いたい

（8）名前 ページ9

私が連れてかれたのは、あまりひとけのないラーメン屋さんだった



川村さん「ごめんなほんま。女の子が来るようなとこじゃないけど」


A「大丈夫ですよ」



なんていうか、こーゆーとこ来たことないから結構楽しみにしてる自分がいる




私は普通の醤油ラーメン。
川村さんは激辛ラーメン。



明らかに辛そうな川村さんの真っ赤なラーメンがきた。



A「え、これ食べれるんですか？」




川村さんは麺を普通にすする



川村さん「うまい」



A(すごい…)


川村さんの麺をすする姿、ずっと見てられる…！




川村さん「なに見とん笑笑はよ食べ？」

A「あ、すいません笑笑」



私も麺をすする


その姿を川村さんが見つめる




A「なんですか…」

川村さん「ん？？見返し」



そう笑って川村さんはまた激辛麺に手をつけた




A(この人…わからない！！)




そんなこんなで二人とも食べ終わった






川村さん「やっぱストレス溜まってる時は辛いもんやな〜」


A「川村さんでもストレス溜まるんですか？」


川村さん「当たり前やん笑」




まあたしかに、有名な人は大変なのかな。



あ、この人ランペの人なのか。




………じゃあ





A「ほくちゃん…。ほくちゃんのこと知ってますか？」




川村さん「ほくちゃん？？当たり前やろ！」




やっぱり知ってた……まあ当たり前だよね





川村さん「俺の事はしらんくて、北人のことは知ってるんか笑笑」


A「す、すいません……笑」



川村さん「別にいいんやで。名前、そーいえば知らんかったな」



A「知っても意味ないですよ」


川村さん「いいから。はよ教えや」



A「吉野 Aです」





川村さんはあははと笑った




川村さん「吉野ってゆーのかー笑笑笑」



そんな笑うことでもないんだけどな。



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川村さん「Aちゃん。やっぱり俺あんたのこと気に入ったわ」

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