君に会いたい

（16）紹介 ページ18

かれん「おっはよーーー！ねえきいてきいてー！」



かれんは朝1番最初に話すことは絶対にランペのことだ




かれんの話はすごく面白いし聞いてて楽しい



……でも



かれん「壱馬はね、大阪生まれなのにデビューしてから標準語で頑張ってるんだよお！」




壱馬はばりっばりの大阪弁でたまに聞き取れない




かれん「みてみていっちゃん！すごいセクシーでクールで優しそうだよね〜」




全っぜんクールじゃなくてただの怖い人






とか、かれんの話を純粋に聞けなくなっている私が嫌になってくる。






A(でも……)







2人とも、きっと根はいい人だもん。







とくに壱馬は私の事連れ回すけど、すごくいい人。








かれんになら……壱馬を紹介してもいいのかな？






かれん「あれれぼーっとして、彼氏のこと考えてたの？？」



A「か、彼氏じゃない！」





もし私がかれんと壱馬を会わせたら、かれんはどんな反応するんだろう。




かれんのほうがランペ好きで詳しいのに、なんで私が壱馬と繋がってるのか。裏切られたって思われないかな？







A(なんか……すごい申し訳ない)





でもこのまま隠してるのも、いや。





かれん「A、さっきからぼーっとしてるけど具合悪いの？？」





かれんは心配そうに顔を覗き込む





よし決めた。





A「かれん」




かれんは首をかしげた









A「かれんに会わせたい人がいる」

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