I can't say goodbye .

急な ページ7

A side


朝早くからピンポーンと家のチャイムが鳴って眠い目を擦りながら玄関へ向かうと


マネ「早く準備して！」


『……え？』



とりあえず言われるがまま準備をしたけど
スケジュール表をみても今日は何もない日

急なお仕事？


急いでえっちゃんがいる車へ向かって乗り込むとすぐに出発した


『えっちゃん、そんなに急いでどうしたの？今日何あるの？』

マネ「はあ！？LINE見てないの！？」


え？と思いつつスマホを開くと


不在着信 12件

LINEのアイコンには 34 の数字



まさか…と開くと不在着信は全てえっちゃんから
LINEも全てえっちゃんから




“ THE RAMPAGEのヘアメイクさんが急な高熱で今日の収録のヘアメイクさんがいなくなるので代わりにヘアメイクの資格ももっているAがしてください。 ”





『え、うそ。』

マネ「てことだからさっさと行くよ。」



ヘアメイクすることは別にいいんだけど

THE RAMPAGE って


よりにもよってTHE RAMPAGE ですか



……まぁいいけど



マネ「16人全員分Aがやるんだから時間ないのに渋滞なんて……。」


16人全員分 ってえっちゃんは鬼ですか

どうせ引き受けたのもえっちゃんなんだろうし



マネ「よし。A走れ！」


『え？』


マネ「はい降りれ降りれ。」



そう言われ強引に降りることになったけど

いやここから事務所までってかなりあるし



でも誰かが仕事に差し支えることが起きるのは嫌だから走んなきゃ





そして事務所を目指した

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