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28話 ページ38

雄也side


さっき、心配になってAに電話したら
容態が悪化したらしい



宏太に電話しよ


雄「もしもし、宏太。Aが足が動かなくなったって。今すぐ行こ!」


宏「分かった。俺も行く。」


電車に乗って、乗り換えしないとヤベェな



駅から、走って家まで行くと、宏太も


今来たところだった



宏「とりあえず、中に入ろう」


雄「うん、鍵は、あった」


開けて中に入ると、ソファに手をかけたまま
座ってるAの姿があった


「宏太、雄也、ごめん。立てなくてさww」


笑ってるけど、本当は辛いはずなのに


なんで笑うんだよ・・・


俺らじゃ頼りねぇのかよ


その時、宏太がAを抱きしめた


宏「もう大丈夫だから。無理して笑わなくていいんだよ。泣きたい時は思いっきり泣けば良いから」


宏太は自分も辛いのに、我慢してる

宏太はそういう奴だ

長男だからって全部自分1人で背負いこむ


けど、俺ら家族はそんな宏太にずっと甘えてた


「(T_T)(T_T)(T_T)。うわぁー、怖いよ。
怖い。なんで、私がこんな思いしなきゃいけないの?(泣)」


そうだ、なんでなんだよ。


神様は意地悪だ。Aをこんなに苦しめて



しばらくずっと泣いてた


いつの間にか泣き疲れたのか、寝てた



宏太と2人でベッドまで運んで寝かせた



宏「俺は、先生達に事情を話しといたから
このまま家にいるけど。雄也はどうする?」


雄「わりぃ、戻る(T_T)」


そっか。の一言を言って俺の頭を撫でてくれた


母ちゃんが死んだ時、1人で泣いてた時に
優しく撫でてくれたみたいに


撫でてもらってるうちに、泣いてた


背中をさすって、大丈夫だからな。って



俺は充分泣いた後、修学旅行のホテルに戻った


やっぱり治療をまったく受けないと
悪化してしまうんだ


最近めまいもひどいらしいし



俺は少し不安だ

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設定タグ:病系 , 伊野尾優樹 , 家族   
作品ジャンル:泣ける話
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ワカメ - この話を読むと感動で涙が出ます!これからも頑張ってください (2017年11月27日 16時) (レス) id: bef9b1e196 (このIDを非表示/違反報告)
キムヨナ - 良かったです!これからも頑張ってください (2017年11月26日 15時) (レス) id: bef9b1e196 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊野尾優樹 | 作成日時:2017年9月26日 20時

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