22話 ページ31
Aside
最近の私は奏とよく遊ぶようになった
理由は奏がもうすぐ退院するから
少し、いや、かなり寂しい・・・
けどさ、喜ぼう
けど、最近は痙攣も頻繁になった
肺にも転移したらしい
私はどうすればいいの？
私は思った以上に薬を受け付けない
だから
山下先生に
山下「わたくしども手はつくしましたが
もう何も手の打ちようがありません」
こーんな事言われちゃった
ほんっと情けないな
兄弟皆と聞いた
皆、絶望してた。絶望させたのは
悲しい思いをさせてるのは
我慢させてるのは
全部 私だ
あの日から
私は考えた
病院で、意味のない治療を続けるのか
それとも
家でなんの治療も受けずに死ぬのを待つか
弟達に惨めな姿を見せたくない
けど、家族といたい
どうすればいいのかな？
前にお父さんがこう言ってた
父「お前はどういう事が“幸せ”だと思う？
お父さんは誰よりも正直でいれて
誰よりも笑顔で誰よりも自由で
そして誰よりも誰かを思って過ごせてるか。
だと思うんだ」
この時は言ってる意味がよくわからなかった
けど
今なら分かるよ
ねぇ、お父さん、お母さんは
こんな時どうする？
わかんないよ
ラッキーアイテム
Hey!Say!JUMPのCD
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ワカメ - この話を読むと感動で涙が出ます！これからも頑張ってください (2017年11月27日 16時) (
レス) id: bef9b1e196 (このIDを非表示/違反報告)
キムヨナ - 良かったです!これからも頑張ってください (2017年11月26日 15時) (レス) id: bef9b1e196 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊野尾優樹 | 作成日時：2017年9月26日 20時
