10話 妹の決心 ページ13
雄也side
俺は今日は用が無くて
暇・・・
プルプルプルプル
電話が鳴ったから出ると
Aだった
「少しだけ、こっちに来れる？」
俺は暇だったから行く事にした
病室に行くと真剣な眼差しで
俺を待っていたAがいた
どうした？と聞くと
「あのさ、丸坊主にしようと思うの
だから、雄也に頼もうと思って」
だから、俺なのか
一度だけ、美容師になりたいと
思った時があって丸坊主にする練習も
よくしていた
俺はどこから見つけたのか
俺が練習用に使ってたやつで少しずつ
かり剃っていく
まさか、妹の髪を剃るだなんて
あの頃の俺は予想だにしてなかっただろう
抗ガン剤で髪が抜けてたから
すぐに終わった
Aが頭を触ってた時
俺は“妹の決心”だった事を
今更ながらに気がついた
あいつは自分の髪が自慢だった
生まれた時から茶髪の髪・長くて傷む
はずの髪はいつもサラサラしてた
長く伸ばしていろんなヘアアレをして
教師になると黒髪か茶髪のどちらか
そんなAが簡単に決めれるはずがない
俺はただずっと黙ってそばにいた
一緒に昼食を食べてから、俺は
涼介達が帰って来るから帰った
Aは、ニット帽を使う日が来た。と
笑ってた
でも、きっと辛いはず
これからは、あいつにもっと
頼って欲しい
今日、俺はそう思った
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ワカメ - この話を読むと感動で涙が出ます！これからも頑張ってください (2017年11月27日 16時) (
レス) id: bef9b1e196 (このIDを非表示/違反報告)
キムヨナ - 良かったです!これからも頑張ってください (2017年11月26日 15時) (レス) id: bef9b1e196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊野尾優樹 | 作成日時：2017年9月26日 20時
