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入学早々、ヤンキーの先輩に呼び出された。
クォーターの俺の髪色を見て生意気だと言いがかりを付けられた。
生まれつき黒髪じゃないんだ、しょうがないだろ。
バキッ
『がはッ』
喧嘩なんてした事ないし、殴られた事も蹴られたこともなかった。
理不尽な暴力に耐えるのは慣れてなかった。
入学式飛ぶとか、俺も不良じゃん、ジャパニーズ不良。
あ、でもほぼ日本人か俺。
なんて殴られてふわふわ思考のまま痛みに耐えながらこの地獄が終わるのを待った。
男1「連れてきましたよ--君!こいつが松野ちふ゛ッ!!?」
ガンッッ
バキッ
ドカッ
鈍い音、俺の事蹴ってた先輩がどっかに吹っ飛んでった。
男2「な、なおまえ、生意気なんだフゴォッ」
ズサーっと地面に伸びてる人。
「俺になんか用?」
とんでもないリーゼント君が先輩達に言った。
男3「あ゛?敬語使えやテメェ!!」
バキッ
「オレ、敬語使えねーんだよセンパーイ」
ドッ
地面に伸びてる人の顔を踏んずけて
「オレが1番偉いから」
____かっこいい。
リーゼント君はズカズカと俺の方に歩いてきて
「大丈夫?そんなヒョロいから舐められんだよ」
手を貸してくれた。
『ちょっと痛いけど大丈夫。ありがとう』
これが俺達の出会いだった。
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もなかもなか - 千冬のBL中々ないので最高にありがたいです。。。更新頑張ってください! (2022年1月16日 11時) (レス) @page6 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶん | 作成日時:2022年1月12日 20時