XXXXXIII ページ6
ザザザッ…ーーー
“うまく彼女に近づけたようね…”
私と沖矢さんとコナン君で安室さんに付いている盗聴器からベルモットとの会話を聞いていた
沖矢「Aが安室君に惚れている作戦成功だな…」
『もっといい作戦名ないんですか?』
“バーボン…あなた手が早いわ…
あの子純粋そうなんだからもっと優しくしないと…”
コナン「…Aお姉さん…何したの?」
『……君はまだ早い…』
さっきのホール外の出来事もベルモットが盗聴していると知っておきながらやったこと
何をするかは零に任せていたけど…
“そうですね…恋人のフリをするだけなんて勿体無いですものね…
存分に楽しませてもらいますよ…”
「「…」」
『…零ってこういうキャラなの?』
沖矢「バーボンは自信ありげな感じかな…」
盗聴されてる時に楽しむのはどうかご勘弁を!!!
“それより何か情報は掴めたの?”
“とりあえず信頼関係を築いてからかと…
彼女なら僕だけでも探れそうですので…”
沖矢「今日で分かったと思うが彼女は変装と変声が得意だから病院内にいる人間は全員注意しとけ…
俺はヒカル君との面会には夜行こうと思うから、昼間は任せたぞ…」
『わかりました』
コナン「Aお姉さん、はいこれ」
『何これ…』
コナン「博士に言って作ってもらったGPS付きキーホルダー!病院内では自動で切れるようになってるから安心して!」
ニコッと笑ってコナン君が取り出したのは可愛らしいウサギのキーホルダーだった
『ありがとう…通勤カバンにつけるね!』
コナン「とりあえず今回で安室さんが任務遂行していることが証明出来たから、次はAお姉さんから提供する情報をどうするかだね…」
シャーロキアンの二人が顎に手を添えてうんうん唸っている
私も考えるけど、彼等の知識には到底及ばないので黙っていた
するとふと頭に浮かんだことが
『一つ…お願いがあるの…』
ん?と二人が顔を上げて私を見た
『零には…内緒で聞いてくれる?』
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作者名:ひよこ | 作成日時:2018年8月27日 11時