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XXXXXXXIII ページ26

「安室さん…結婚するんだってね」

ポアロのカウンターであどけない少年がアイスコーヒーを飲みながらニタニタ言ってきた

突然のことに驚いたがトリプルフェイスを侮ってもらったら困る

「そうだよ」

「愛の力は偉大だね?」

「君だって蘭さんを巻き込まないように」

「いや…」

「?」






「国以上の存在が出来たんだね」


その言葉にピタッと洗い物をする手が止まる

店内には2人だけ



「コナン君…

僕はこの仕事を誇りに思う

だから命令があればそれを第一優先するし

奥さんが出来たって今と何ら生活は変わらない」



目を閉じてこれからの未来を想像すると

自然と頬が緩む

「だけどね、Aといると未来を想像できるんだ

ちゃんと生きて帰らないといけないなって

無理はするけど無茶はいけないなとか

おかえりって言ってもらえるのが待ち遠しいとか



当たり前の幸せがなかったから

当たり前を教えてくれた彼女に惹かれたんだろうな」


「…今は降谷零?」







「…安室透もバーボンも…どれも降谷零だよ」


「降谷さんが幸せそうで良かった

結婚式には呼んでね」


「ああ…工藤新一君として招待するよ」



本当に全てが終わってから

自分の幸せを

Aとの幸せを祝ってくれるか?


なぁ…みんな…

XXXXXXXIV→←XXXXXXXII



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作者名:ひよこ | 作成日時:2018年8月27日 11時

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