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XXXXXXX ページ23

ジンたちの逮捕後、賢明な捜査の結果コードネーム持ちはほとんど捕まった

『…終わりそう?』

あれから組織の件に関わった私はしばらく有休をとっていた

「あとは…

ボスだけだな…

貴光のデータにも一切残っていないし俺も会ったことないし…

ベルモットが真実を話してくれたらいいんだけど…」

『その二人…仲いいんだ』

「ベルモットはボスの…








娘だからね…」



『…


貴光君は…これからどうするの?』


「あいつは…」




――――――





とある建物の屋上で一人の青年が壁の血痕を指でなぞっていた


下からカンカンと音が響きだんだんとこちらへと近づいてくる


その音が止まったかと思うと荒い息遣いの少年が青年の後ろに現れた


少年は青年に近づくが、声をかけることはなかった


「この血痕さ…景光のなんだ…


3年も経つのにまだ綺麗に残っている…」


先に口を開いたのは青年だった


「本当人間ってあっけないよな…


心臓ぶち抜いたら死


脳を打ち抜いたら死


寿命を迎えても死…


人間の身体は生き抜くようにプログラミングされているのに実際は死に向かって生きている


矛盾していると思わないかい?工藤新一君…」


「…それが理由ですか?」


硬くこぶしを握る少年は吐き捨てるように尋ねた


「最初はね…」


ゆっくりと振り返った青年はゆるりと笑った


「昔話をしよう…


あるところにそれはそれは美しい女性がいました…


男はその女性に一目ぼれをし、めでたく結婚し娘が生まれました


しかしその時代ではまだまだ寿命が短く女性は若くして美しいままに死にました


男は悲しみました


そこで考えたのです


多大なる財産を利用して不老不死の薬を作ろうと…」


「…」


「このお話はハッピーエンドだと思う?


それともバッドエンドだと思う?」


「バッドエンドでしょうね…」


「…君の推理を聞かせてもらおう」


「あなたは組織を作りそこでAPTX4869の開発を計画した


優秀な人材を集め、さらに資金を集めるべく犯罪に手を染めた


いろいろな人の人生をめちゃくちゃにしたあなたにはバッドエンドが相応しい





貴光さん…


いや


烏丸蓮耶さん…」

XXXXXXXI→←XXXXXXIX



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作者名:ひよこ | 作成日時:2018年8月27日 11時

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