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XXXXXXIV ページ17

*降谷side






今日は貴光の退院日


俺は1日ポアロのシフトが入っていて


もう少しで終わりそうだった


その時携帯が鳴った


ーーーVermouth


嫌な予感がした


「…はい」


“Hi Bourbon…


唯川光を逃した代わりに柴田Aを捕獲したわ”


うっかり電話を落としそうになった


「勝手に動かないでください、と言いましたよね?」


“あら、あなたの嫌いなFBIの仲間を捕まえたのよ


それとも…動いちゃまずい理由でもあるのかしら?”


「いえ…それで他に用件は?」


“〇〇町の空き倉庫に来てちょうだい”


「…わかりました」


電話を切った後己の無力さに


苛立って頭を掻きむしった


微かだが電話越しに鼻をすする音がしていて


おそらくそれはAだった


そして車移動と考えられるのは


組織で最も冷酷な男が同じ車の中にいるということだ


そう考えると血の気が引いた


いつ殺されてもおかしくない、という状況に


「梓さん!!!


今日のバイト代なくていいので早退します!!!」


「ええ!?はい!」


ものすごい勢いで梓さんに迫って休みを勝ち取ると


すぐにポアロを飛び出し相棒に乗り込んだ





(…頼む、無事でいてくれ…!)





駐車場から勢いよくキックダウンし


法定速度ギリギリのスピードで


指定の場所へと向かった

XXXXXXV→←XXXXXXIII



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作者名:ひよこ | 作成日時:2018年8月27日 11時

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