【名探偵コナン】最愛２【降谷零】 (ページ1)

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『コーヒー…入れてみた』

「…ありがとう」

零が真剣な表情をするものだから
余程のことがあったのだろうと思い
零がシャワーに行っている間に不安に駆られていた

それを落ち付けようとコーヒーを入れた

『…話って…何？』

「君の病院に…ーーーーっているよな？」

その名前に指が反応してしまった
それを彼が見逃すわけがなかった

「…関わっているのか？」

真剣に見つめられる瞳に思わず目をそらす
私の反応は彼にとって肯定と取られた

『なぜ…そんな事を聞くの？
相手の信頼を得るならそっちの目的を言わないと…私は何も話せない…』

「彼に関わると君の命が危ない…と言っても？」

彼の言葉に思わず彼を見た
真剣な表情から彼が嘘を言うとは思えなかった

『彼は…何者なの？』

「あいつは…国際的な犯罪組織に命を狙われている

そして君は彼を擁護していると思われている…

ここ最近彼の事を聞いてきた人物はいなかったか？」

『新出…先生…？』

いた、一人…

その名前を呟くと零は舌打ちをして頭をかいた

『新出先生もその組織の仲間なの？』

「いや違う…その新出先生は組織の変装だ…」

『でも私…何も言ってない…』

「…多分…君の白衣か今日の服に盗聴器が付けられたんだ…」

そうか…赤井さんに電話した時…
自身の危機管理に対して腹が立った

『でも…何で零がそれを知っているの？』

「今日…変装したやつに君を調べるように言われたからだ…

俺は安室透として…潜入しているんだ…」

また、彼の秘密が明かされる
多分これをいうと私に不利益があるから言わなかったんだ
けどそれを言う今…よほど私が危険な状態にある事がわかった

「…だから君を協力者にしてーーーーについて調べようとしたが…

どうやら遅かったようだ…」

『…ごめん……』

「いや…

だから今君が知っている事を教えてくれないか…？」