3話 天才役者の幼なじみの好きな人 ページ5
『おじゃましまーす』
いづみ「あ、Aちゃん!」
『お久しぶりです!』
私はMANKAI寮に来た
天馬の付き添い、なんて言いながら、至さんに会いたいだけ
至「あ、Aちゃん」
『こ、こんにちわ!』
うわぁぁ、今日もカッコイイなぁ
『今日はお仕事ないんですか?』
至「ん?早退してきた」
万里「え、ゲームのために……?」
至さんはにやっと笑って、口元に人差し指を1本。
太一「お嫁さんッスか!?」
至「んー…彼女。」
だよねぇ
…至さんには、大好きな人がいる
つらいなぁ
初恋がこんなのなんて。
私が至さんに出会ったのは、たしか──
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天馬「なんでついてくるんだよ。」
『だってー、天馬の寮、気になるんだもん。』
天馬が寮に入ったと聞いて、見に行くことにした
それが悪かった
天馬「コイツ、付いてきた」
至「あれ、天馬早いじゃん。」
天馬「至さんこそ」
至「あ、いらっしゃい。
ゆっくりしてってね」
その笑顔に、私は惚れた
後にゲーマーってことも知った
けど、あの笑顔は健在
私よりも年上
私の知らない世界を知ってる
私とは、違う
そんな雰囲気に惹かれた
これが、私と至さんの出会い
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作者名:エリー | 作成日時:2017年4月23日 7時