天才役者とドンカン幼なじみの同部屋生活【A3!】【皇天馬】 (ページ33)

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３１話天才役者とのキスページ33

次の日、教室に行くと、私と天馬は囲まれた。

生徒１｢天馬とAちゃんが抱き合ってるの見たんだけど！！｣

生徒２｢付き合ってんの！？｣

(天馬……どうしよ。)

目で合図を送る

天馬(…ここは言うか)

(え！？嘘でしょ！？)

隠せって言ったの、天馬…

天馬｢気にすんな。

彼女いるぐらいで何かあるならオレも落ちたもんだなって話だ｣

……天馬

『私、天馬のそーゆーとこ好き。』

天馬は一瞬赤くなった

天馬｢オレと、A、付き合ってるから｣

全員｢！！！｣

生徒３｢うそ～！

なんとなくは思ってたけど……｣

生徒４｢あ、でも別に私、週刊誌に情報もらすとかしないから！｣

生徒５｢私も～｣

よかった。

『ありがと！！』

私たちのことを、ちゃんと受け入れてくれている

ねぇ天馬

私、今、すごく天馬に触れたい

伝わるかな

目で合図を送ってみた

天馬は、わかったのか分かってないのか分かんないけど、カーテンの裏に入る

天馬｢キス、するぞ｣

『ん………』

生徒達｢きゃーーーー！｣

私たちの唇が重なる

天馬の熱が伝わる

私の熱も、伝わってるのかな

天馬｢…ちなみに、オレも初めてだからな｣

『へ……

でも、ドラマとか映画とか…』

天馬｢全部ふりで頼んだ

初めては好きなやつにとっておきたかったから｣

『！！』

天馬ってば…

さらっと私が嬉しいなって感じることを言ってくれるんだね

そんな天馬だから、好きになったんだ