29話 天才役者との未遂キス ページ31
結局もやもやしすぎて、授業に集中出来なかった
昼休み、1人で校舎裏に行く
なんとなく、考えたい気分
だったのに…
天馬「A…なんでこんな所にいるんだよ」
『…や、なにもない…』
挙動不審かな
天馬「……いや、何かオレに隠してるだろ?」
!!
なんで……
なんで、わかっちゃうのかなぁ
そうだ、多分私は……
『嘘でも、私の好きな人が天馬じゃないって言いたくなかった…』
天馬「…お前……
そういう爆弾発言やめろよ……」
『…爆弾、発言?』
天馬「そんな可愛いこと言うなよ」
可愛い、こと?
私、そんなこと言った?
天馬「いきなり素直に可愛いこと言いやがって…!」
天馬は私を抱きしめた
『天馬…ここ、学校だよ……』
天馬「……A」
『な、なに……?』
顔を上げると、天馬の顔が近い。
天馬が、私のあごに手を当てる
まって、これ、キス、するの…?
『ま……って!』
天馬「悪い…」
『嫌なわけじゃなくて…えと……
私、キス、したこと、ないから…』
天馬「……お、おう」
『まだ、はやいっていうか、なんて言うか…
も、もうちょっと、待って!!』
気持ちの準備が出来てない
うわぁぁぁ、キスって、こんなに……
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作者名:エリー | 作成日時:2017年4月23日 7時